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中国はなぜ高速鉄道があるのに時速600キロのリニアを開発するのか―中国メディア

2016年10月25日 22時20分 (2016年10月28日 00時01分 更新)

24日、中国メディア・澎湃新聞によると、中国最大の鉄道メーカー・中国中車は21日、時速600キロで走行可能なリニアモーターカーや時速400キロで国際運行が可能な高速鉄道列車の開発などをスタートさせると発表した。資料写真。(Record China)

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2016年10月24日、中国メディア・澎湃新聞によると、中国最大の鉄道メーカー・中国中車は21日、時速600キロで走行可能なリニアモーターカーや時速400キロで国際運行が可能な高速鉄道列車の開発などをスタートさせると発表した。

中国で運航している旅客機の平均時速は約900キロ。リニアモーターカーの時速600kmはその3分の2の速度ということになる。開発の前段階では、長さ約5キロの磁気浮上式の試験走路と、磁気浮上式の高速型試験車両の開発が行われる。計画では100%自主開発となる。

しかし、中~低速度で短距離ではあるが、長沙市などでリニアモーターカーはすでに導入されており、しかも総延長2万キロに及ぶ高速鉄道があるにもかかわらず、時速600キロものリニアモーターカー開発に着手する必要は本当にあるのだろうか。

こうした疑問に、中国中車の責任者は、先端科学技術の分野ではすでに「ポスト高速鉄道時代」を見据えた技術の蓄積が進められており、速度だけでなく、安全性の面でも開発が進んでいると明かす。技術スタッフによると、高速鉄道は物理的にも実用性の面でも速度400キロ以下の運行が適しており、それ以上となれば車体が軽量で、牽引効率に優れ、振動もないリニアモーターカーが適しているという。

また、政府の進める「一帯一路」戦略は多くの国をまたぐ一大構想だが、鉄道は国によって軌間幅や架線電圧、マイナス40~50度の気温などの環境、技術基準、信号システムなどさまざまに異なっており、それらすべてに対応しながら時速400キロで運行可能な国際高速列車の開発も進められる。

現在、リニアモーターカーの分野で先端を行くのは日本とドイツ。とりわけ日本の超電導リニアは最高時速603キロを記録している。上海で運行している「上海トランスラピッド」はドイツの技術を使っており、最高商業運転速度は431キロとなっている。(翻訳・編集/岡田)

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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