中国メディア・今日頭条は1日、子どもたちの身体能力を高めるために、日本の小学校で行われている体育の授業について紹介する記事を掲載した。このような記事が出る背景には、近年中国の子どもたちの体力低下がしばしば社会問題として取り上げられることがある。記事は「知力や点数、学業の成績を重視しすぎており、体育による鍛錬を軽視する傾向が、中国国内では確かに非常によく見られる」としたうえで、日本を含めた各国の状況について説明している。
日本の小学校における体育は、「主に一生運動を愛するための基礎能力を養う。
また、日本の子どもたちは幼稚園のころから冬の寒さに耐える訓練を受けるほか、身体鍛錬の一環として全員が持久走大会に参加すると紹介。「持久走」の意味を紹介したうえで、冬になると小学校では朝の授業前や放課後の時間を利用して、マラソンの練習を行うと伝えている。更に、夏には体力づくりに加えて水難事故防止の目的も兼ねて、屋外でのプール授業が行われると説明。
日本を見習って「それではわが国の児童にも持久走を」とすぐに取り入れられないのが今の中国。冬は大気汚染がより重篤化する時期であり、濃いスモッグの中で運動させれば身体鍛錬どころか喘息など、児童の身体に危害を及ぼす可能性がある。学校における体育教育の重視とともに、子どもたちが安心してスポーツに親しむことのできる環境づくりも進めなければならない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
【関連記事】
何だこの差は! 日本のハーフマラソン大会、66分以内に約200人がゴール 中国では2年間でたった2人だぞ!
中国U-15リーグ準優勝クラブ、日本のクラブに1-9で惨敗 今も未来も絶望的な中国サッカー
客観的に見て、日本は尊敬できる国? いや、尊敬どころか、恐ろしい
日本滞在中に最も印象的で「差」を感じた・・・日本の子どもたちの言動
日本人が実践している科学的な育児、中国人も取り入れるべき