記事は、街頭にあるゴミ箱は清潔な環境を保つために存在すると説明する一方で「日本に行ったことがある人なら、街のゴミ箱がほとんど見かけないほどに少ないことに気付くはずだ」とし、多くの外国人客にとっては理解に苦しみ、なかなか慣れない現象であると紹介した。
そのうえで、日本の街にゴミ箱が設置されていない理由をいくつか列挙している。挙がったのは「テロ攻撃を防ぐため」、「カラスによる被害を防ぐため」、「ゴミの回収、処理にかかる公共支出の節約」、「みだりに物を捨てず大切に扱うという意識の奨励」といった内容だ。
記事は特に環境保護に対する市民の自覚を促す意味合いについて言及しており、「外で出たゴミは家に持ち帰る」、「ゴミ箱があったらみんな好き勝手にゴミを入れるので美観が損なわれる」といった日本の市民の声からは、環境保護や節約の意識が深くまで浸透していることを感じさせると伝えた。
環境保護のため、出したゴミは自分で持って帰る意識を持たせるためにゴミ箱を撤去した、というだけの話なら中国ではもはやありふれた話なのだが、この記事では「1995年に地下鉄サリン事件が発生して以降、街のゴミ箱が明らかに減少した」とも紹介されている。
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