台湾・交通部観光局によると、昨年日本を訪れた台湾人観光客の数は429万5240人で、前年より約13%増加したという。台湾における観光地としての日本の人気を示すデータと言えるが、このほど発表された旅行系サイトの統計でも、日本人気が裏付けられたようだ。


 台湾メディア・中央社は19日、「86%の台湾人が日本旅行を好んでいる 原因は・・・」とする記事を掲載した。記事は、観光サーチエンジン・スカイスキャナーの台湾版サイトが3月に台湾人ユーザー1000人を対象に実施した調査で、86%が「日本旅行が好き」と回答し、さらに、71%が過去1年で日本に行ったことがある、47.7%が昨年複数回日本に行ったと答えたことを伝えた。

 そして、台湾人観光客が日本旅行を好む原因では「治安がいい、秩序がある、清潔である」が77%と最も多くなったこと、これに「風光明媚で古跡が多く、文化的色彩が濃い、アクティビティが豊富」が71%、「近くて便利」が69%、「料理が豊富でおいしい」が60%、「人びとが親切、心地よい」が46%と続いたことを紹介している。このほか、旅行の質やサービスの高さ、ショッピングの便利さも「日本旅行好き」の要因であるという。

 記事はまた、日本旅行を好む理由と訪れた回数との相関性を分析したところ、旅行回数が増えるとともに「風光明媚で」の回答率が下がることが分かったとも紹介。日本を訪れれば訪れるほど、地元の人しか知らないようなグルメを求めるなどディープな体験を求めるようになるとの同サイトの考察を伝えた。


 何度も同じ場所を訪れようとする動機の1つには、「ここに来ればまた楽しませてくれるだろう」という期待があるはずだ。その期待は回数を重ねれば重ねるほど高まっていく。それでも何度も日本を訪れたいという台湾人観光客の意思に感謝するとともに、高まる期待に答え続けるプレッシャーを感じて襟を正さなければならない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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