韓国のエアコン修理はいつも命懸け!?=ネットから作業員に同情の声

2017年7月9日 11時20分 (2017年7月12日 00時00分 更新)

梅雨のさなかに早くも真夏のような暑さが訪れている韓国では、エアコンの取り付けや修理の依頼が急増しているという。そうした中、KBSテレビが、こうした作業風景の危険極まりない様子が今年も相変わらずだと報じた。写真は韓国のマンション。(Record China)

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梅雨のさなかに早くも真夏のような暑さが訪れている韓国では、エアコンの取り付けや修理の依頼が急増しているという。そうした中、KBSテレビが、こうした作業風景の危険極まりない様子が今年も相変わらずだと報じた。

エアコン修理士のチュさんは、仁川(インチョン)市のマンション12階の住人から修理を依頼された。この道9年目のベテランだが、高層階での作業はいつも緊張の連続だという。韓国のマンションなどでは点検・修理すべきエアコン室外機が外壁に「つり下げる」形で設置されていることが多く、室内から身を乗り出して行う修理作業は常に危険と隣り合わせなのだ。

チュさんが担当した家庭も窓外の手すり外側に室外機があり、チュさんはいつものように命綱を装着して作業に当たった。しかし命綱があっても万全とは言えないそうだ。作業場の環境上、命綱の元を固定する場所は窓外の手すりに以外にないが、手すり自体の固定が信頼できない場合があるためだ。実際、昨年6月には、修理中だった40代の作業員がエアコン室外機や手すりとともに地面に落下し命を落とした。

この事故の後、こうした作業は2人1組で行うよう業界で是正の動きがあったものの、まだ規則が守られていない部分が多いという。チュさんもマンション作業はほとんど1人で行っており、「正直少し怖い」と漏らすが、一方で生計が懸かっているため少し無理をしてでも仕事をできるだけ多く入れているそうだ。チュさんのような修理士の一般的な月給は60件担当し130万ウォン(約12万7000円)、これ以上は歩合となり1件2万ウォン(約2000円)という。

この危険な実態報道に、韓国のネットユーザーからは「何より安全が最優先。決まりを守って作業してほしい」「お金より安全が大事なのに社会はいまだ変わっていない」など安全意識を問題視する声が多数寄せられている。

またチュさんらの月給を知り「あんまりだ」「エアコンの取り付け代はあんなに高いのに。間でもうけてるやつがいるはずだ」「なぜ韓国ではきつくて危険な仕事の給料が安いんだろう?」「韓国社会が相当間違っていることの極端な例の一つ」など広く国の問題として言及し同情する声も。

さらに「僕らがこうして暑い夏にも涼しいエアコンの風に当たっていられるのは、この方たちの労苦のおかげなんだね」との声もあった。(翻訳・編集/吉金)

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