韓国で「30センチだけ」飲酒運転の男に有罪判決=韓国ネット「何とかしてあげて」「彼を捕まえた警察っていったい…」

2017年9月15日 00時40分 (2017年9月17日 00時00分 更新)

14日、韓国で30センチの距離を飲酒運転した罪で起訴された男に有罪判決が言い渡された。写真は韓国の焼酎。(Record China)

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2017年9月14日、韓国で30センチの距離を飲酒運転した罪で起訴された男に有罪判決が言い渡された。韓国・聯合ニュースが伝えた。

ソウル南部地裁は同日、飲酒運転をしたとして起訴されたトラック運転手A(48)に対し罰金200万ウォン(約19万5000円)を科したことを明らかにした。Aは昨年12月2日午前3時50分ごろ、ソウル市内の路上で酒に酔った状態で自身の1トントラックを運転したとして起訴されていた。

裁判所によると、Aは当時知人と酒を飲み、トラックの運転を代行業者に任せ自宅近くまで帰ったという。その際、代行の運転手が近隣の店の前にトラックを止めたため、Aはこの店に迷惑を掛けてしまうと考え「入り口前を避けて駐車してほしい」と頼んだが、運転手はそのまま帰ってしまった。そのため仕方なくAが自ら車を移動しようとしたところで警察により摘発。血中アルコール濃度は免許取り消しレベルの0.122%だったが、運転距離はわずか30センチにすぎなかった。

Aの弁護人は法廷で「緊急避難(自身や他人の法益のため、現在の危険を避けるための行為に妥当な理由がある場合は罰しないという法理)」を掲げて無罪を主張した。しかし裁判官は「Aが直接運転しなければならないほど緊急で困難な状況ではなかった。別の代行や警察を呼ぶなど、周りの助けを呼んで車を動かすこともできたことから、緊急避難には該当しない」として、有罪判決を言い渡した。

事件のいきさつと判決を知った韓国のネットユーザーからは多数のコメントが寄せられているが、「その判決はどうなの?」「別の代行を呼べって?あきれた…」「裁判官は大通り沿いに住んでるから分からないんだろうね」「近所まで代行で帰ったんだし、何とかしてあげて。今も街のあちこちに飲酒運転をしてるやつらが数え切れないほどいるんだから」など、判決に「待った」を掛ける声が大部分を占めている。

取り締まった警察に対しても「夜中に30センチの飲酒運転を捕まえた警察っていったい…」と非難の声が上がり、「尾行してたの?それとも潜伏?」「代行の運転手が通報したのかも」といった憶測も飛んでいる。

事件や裁判の話題に法律関連のコメントは付き物だが、今回も「法の融通が利かな過ぎ」「強者に対してはかなり融通が利くのに!」など嘆く声がみられた。(翻訳・編集/松村)

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