満島ひかり主演による映画『海辺の生と死』にて劇中の場面写真が一挙解禁となった。本作は映画『夏の終り』以来、満島の4年ぶりの単独主演作品。
俳優の永山絢斗との共演となる。

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 後年、互いに小説家であるふたりがそれぞれ執筆した鮮烈な出会いと恋の物語を原作に、奄美大島、加計呂麻島でのロケーションを敢行、完全映画化を果たした『海辺の生と死』。時は太平洋戦争末期、傑作「死の棘」を世に放った小説家・島尾敏雄と、その妻、島尾ミホ。ふたりが出会ったのは自然と神と人とが共存し、圧倒的な生命力をたたえる奄美群島・加計呂麻島。男はじりじりと特攻艇の出撃命令を待ち、女はただどこまでも一緒にいたいと願った。たとえそれが死を意味するとしても…。


 島尾ミホがモデルのヒロイン・大平トエを演じるのは、ドラマ『カルテット』での好演も記憶に新しい満島。そしてトエの恋人で島尾敏雄をモデルとした朔(さく)中尉を、3月に放送終了したNHK朝の連続テレビ小説『べっぴんさん』でヒロインの夫役を演じ、お茶の間の好感を集めた永山絢斗が演じる。その他にも井之脇海、川瀬陽太、津嘉山正種らが名を連ねている。

 本作の撮影は2015年、奄美大島、加計呂麻島オールロケーションで、全てロケセットというこだわりの中で撮影され、キャストも主要キャスト以外は子供たち含め地元の人々の協力で進められたという。

 今回解禁となった場面写真は、島の空気感と、満島や永山ら俳優陣の様子を映し出したもの。海辺では生徒に囲まれ優しい笑顔を浮かべ、朔中尉の横では少し緊張した表情をみせるなど、満島演じる主人公トエの様々な表情も印象的。
二人が出会った島の情景と、トエと朔中尉の恋が伝わる場面写真となっている。

 映画『海辺の生と死』は7月29日よりテアトル新宿ほかにて全国公開。