【ビジネス】残業する人 VS しない人、どっちの評価が高い? “評価の裏事情”を探る

2010年3月24日 10時30分

「仕事に無駄がなく、アウトプットも完ぺき。もちろん残業する必要もなく定時に帰宅するA君」

「まじめに仕事に取り組んではいるが、毎日残業することでどうにか仕事をこなしているB君」

 A君、B君、どちらが高く評価されるのだろう。もちろん、仕事ができるA君の評価が高くなるのが当然だと思うのだが、本当にそうなのだろうか? 本音と建前を使い分ける日本人。評価基準の本音が知りたい。

『和』を重んじる


 「社風にもよりますが、B君の方が高く評価される可能性はありますね」と話すのは、多くの企業で管理職研修を行っている本間正人氏。和を重んじる日本人は、周りが残業しているのを横目に、自分の仕事は終わったからと帰宅する社員を快くは感じないものらしい。「快く思われないのは、ノー残業を推進している会社でも同じです」。

 『仕事が終われば定時に帰宅して良い』は建前。『和』を大切にする社会では、たとえ完ぺきなアウトプットを出していても、一人だけさっさと帰宅する社員は、実力に見合う評価はされないことが多いようだ。

上司も自分がカワイイ

 さらに、A君の評価が低くなる理由として、恐怖感を挙げる。

「上司が一番煙たく感じる部下は、“自分よりデキる”人材です」(本間氏)

 上司は、精度の高い結果を短時間で出す部下に対し、頼もしいと感じる半面、いつか自分のポジションを脅かす存在になるのではないかという恐怖感を持ってしまうのだ。当然、恐怖感を持つ相手を高く評価することは、人間の心理として難しいもの。

「部下の成長がうれしいという話はよく聞きますが、自分を超える成長はうれしいはずがありません」(本間氏)

カワイイ部下の条件

 では、どんな部下が高く評価されるのか。「ある程度の実力があり、自分の下で結果を出してくれる部下はカワイイですね。自分が育てたという満足感も得られますし」(本間氏)。当然、カワイイ部下の評価は高い。ほかにも、コミュニケーションがしっかりと取れている部下、自分の言うことをきいてくれる部下には評価も甘くなるもの。

 たとえば、前出のB君、上司に相談しながら、一歩一歩成長を遂げて行ったとすれば、自分が育てた部下として、とてもカワイイ存在になること間違いない。

上司をたてる

 もし、自分は仕事がデキる、言われたことは定時内に完ぺきに終わらすことができるという人は、“デキる”ではなく、“上司のおかげでこんな立派な仕事ができました”をアピールすれば心証も随分と良くなり、高く評価してもらえる。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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