ホピ族はアメリカの砂漠地帯に住むインディアンである。マヤ文明の末裔と言われており、優れた霊性を持つ。

ホピ族の聖地にはプロフェシー・ロック(予言の岩)があり、そこには人類の未来の予言が刻まれている。彼等はこの予言を代々語り継いできた。

 実は、ホピ族にはある恐ろしい予言が伝えられていた。
 母なる大地から心臓をえぐり出してはならない、もしえぐり取ったならば、それは灰のつまった瓢箪と化し、空から降り、やがて世界を破滅に導く。この瓢箪の灰は、恐ろしい破壊力を持ち、川を煮えたぎらせ、大地を焼き尽くし、生命が育たなくなる。そして人々は不治の奇病に苦しむのだ。

 これは、広島・長崎に投下された原子爆弾のことである。ホピ族は原子爆弾の事を「灰がつまった瓢箪」と表現している。そして「恐ろしい破壊力を持つ灰」とはウランのことである。しかも皮肉なことに、広島・長崎の原爆の原料のウランは、ホピ族が住まう聖地フォー・コーナーズ(母なる大地)から採掘されたものだった。
 この恐怖の予言が的中してしまったことにより、世界の終わりが近いと危惧したホピ族は、太古より封印していたホピの予言を世の中に広める決意をしたのだった。

 だが、この恐ろしい予言は広島・長崎の原爆の事だけではなく、現在の福島原発事故を暗示していたようにも思う。
なぜなら、原子炉格納容器の形はまるで「瓢箪」のようではないか!?
 そして今回の日本の震災・原発事故を受けて、ホピ族の長老たちからの公式なメッセージが日本と世界に向けて発表された。
 それによれば、現在、起こっている事はすでに予言されており、バランスを失った地球の大変化の時である。地球やその全ての命を敬い、母なる地球を大切にしてほしい。そして人類は大きな選択の時を、迎えている等々…。
 そして最後にこう結ばれている。
 「カワク・ワロロマニ(ありがとう。
未来に良きことが起こりますように)」
 ホピ族からの公式メッセージはYouTubeにもUPされているので、実際に見てメッセージを受け取って欲しい。

 ホピの予言で、滅亡の「9つの前兆」というものがある。そのうちの8つ(白人による原住民への迫害、鉄道・電線・高速道路の登場、石油流出事故等々)はすでに的中している。
 そして残る最後の予言とは…。
 「天の住まいが大音響とともに落ちてきて、青い星のようなものが見えるとき、ホピ族の儀式はまもなく終わりを告げる」
 というものだ。
 天の住まいは国際宇宙ステーション(ISS)の事で、落下するときに青い光を放つとも言われているが、実際のところはまだわからない。
しかし、この予言が成就されたとき、いよいよ滅亡へのカウントダウンは始まるのだという。

 ホピの予言によれば、人類は今まで第1から第3までの時代を経験し、栄枯盛衰を繰り返してきた。そして現代は第4の文明の時代にあたる。人類は物質主義、利己主義に陥ってバランスを失い、このままでは滅亡の日も近いという。しかし、人類が精神性を高めて良い方向に変われば、第5の時代は平和な世界が訪れるという。
 ホピの予言どおり、人類の大いなる清めの日は近いだろう。
我々が未来の選択を誤らない事を祈るしかない。

(呪淋陀(じゅりんだ) 山口敏太郎事務所)