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夏目漱石 執筆に行き詰まると鼻毛を抜いて並べる癖があった

2011年9月22日 07時00分 (2011年9月22日 08時33分 更新)

「なくて七癖」――凡人の我々にとっては当たり前のことかもしれないが、歴史に偉大な足跡を遺した偉人たちも、多様な“トンデモ癖”を持っていた。

 文豪・夏目漱石の癖は、遺された原稿を見れば一目瞭然。原稿用紙の余白には短い鼻毛がキレイに一列に並んでいる。執筆に行き詰まると無意識に鼻毛を抜く癖があったのだ。しかも、ご丁寧に、毛根の部分をノリのようにくっつけていた。

 版画家の棟方志功はゴッホの名画、『ひまわり』を見て以来、「わだは(俺は)、ゴッホになる」が口癖になった。あまりにも「ゴッホ」「ゴッホ」と連発するので、周囲から「風邪でもひいたのか」とからかわれたという。

 他人に迷惑をかけない癖ならまだいいが、昆虫博士のアンリ・ファーブルの癖は洒落にならない。彼は突然黙り込んだと思ったら、いきなりキレるという手に負えない癖があった。教員時代、授業でいきなり怒り出し、教室にあったストーブを蹴り上げた。床一面は火の海となり、生徒を震え上がらせた。

 特定の相手と論争を繰り広げる批判癖は、後々まで遺恨を引きずる結果となる。

●文/真山知幸(人物研究家)

※週刊ポスト2011年9月30日号

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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