【TVドラマ】三姉妹が誕生して朝ドラ『カーネーション』は後半へ - 研究員レポート

2011年12月26日 06時00分
85作目にあたるNHK朝の連続テレビ小説『カーネーション』が、ほぼ折り返し地点に差し掛かった。正直、始まる前はあまり興味が持てなかったのだが、見てみるとこれが面白い。ここまでの前半戦、まったくダレることなく、見応えのある内容は続いている。

このドラマは、コシノ三姉妹(コシノヒロココシノジュンココシノミチコ)を育てた日本のファッションデザイナーの草分け、小篠綾子さんの生涯を描いた物語。放送前、個人的に興味が持てなかったのは、自分がファッションに疎く、描かれる世界にあまり関心がなかったからだ。でも、この作品はそういうことは関係ない。朝ドラらしく、ヒロインの人生をしっかりと描いているし、脚本も丁寧。ファッションに興味がなくても引き込まれる内容になっている。

ちなみに、タイトルの『カーネーション』は、花言葉の「情熱」と「母の愛情」をヒロインの人生にたとえたもので、洋服作りに打ち込んだ情熱と3人の子供を育てた母親の姿を象徴している。ただ、NHKの朝ドラには、タイトルの最後に「ん」が付くとヒットするというジンクスがあって、これまでにも「おしん」「ちゅらさん」「ちりとてちん」「だんだん」「てっぱん」など、多くの作品があった。なので、「カーネーション」もそれを意識して付けた気がしないでもない。それでも毎週のサブタイトルは、第1週がひまわりの「あこがれ」、第2週がプリムラの「運命を開く」、第3週がカンナの「熱い思い」など、すべて花言葉と関連付けられている。もしかしたら最終週はカーネーションの花言葉で締めるのかもしれない。

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 さて、作品の中身だが、話は実際に小篠綾子さんのまわりで起きた出来事を元に進んでいる。ただ、一応フィクションのドラマなので、主人公の名前は小原糸子に変えられている。物語がスタートしたのは大正13年。大阪・岸和田の呉服屋の長女として生まれ、だんじりの大屋根に乗ることを夢見ていた糸子が、着物の時代にドレスと出会い、洋裁に興味を持つところから始まった。幼少時の糸子を演じたのは、D-unit cutieというダンスユニットに所属している二宮星(9歳)。演技は初めてだったらしいが、おてんばなキャラクターが見事にハマっていて魅力的だった。さすがに評判が良かったようで、糸子の次女役としての再登場がすでに決まっている。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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