以前、古い男友達と飲んだときの話である。
そのとき集まったメンバーは僕以外に3名で、仮に親分肌のAくん、イケメンのBくん、バツイチのCくんとする。
彼らはみんな僕と同い年で、すでに結婚して子供もいるパパさんだ。
今回はそんな男飲みならではの、30代パパさんたちの本音をお届けしたい。
本音の対象は、それぞれの奥さんについてである。
もちろん、これが世の既婚男性の一般論というわけではなく、あくまで一例にすぎないので、どうか寛大な心で読まれたし。
最初、話題の中心になったのはバツイチのCくんだ。
Cくんはこの飲み会の直前に、あろうことか奥さんと大喧嘩したらしく、序盤からテンションが下がり気味だった。
「女っていうのは、本当にわからない……」。
そう連呼して、頭を抱えていたのだ。
曰く、喧嘩の理由はこの飲み会にあるらしい。
前の日までCくんの飲み会参加を快く了承していたはずの奥さんが、当日の開始直前になって、突然ごねだしたという。
「わたしが大変な時期なのに、あなただけ遊びに行って! 」。
そう、奥さんはCくんとの第二子を妊娠中だったのだ。
Cくんは「それなら最初からそう言ってほしかった」と愚痴をこぼした。
確かにそれはそうだろう。
前日はOKだったことが、当日になって一転してNGになることほどつらいものはない。
これはいったい、どういう心変わりなのだろう?「嫁が言うには、気が変わったんだって」。
Cくんは続けた。
「昨日はなんとなく機嫌が良かったから、ついOKしたけど、今日はそういう気分じゃなくなったらしくて、急に怒りだしたんだよ。
まあ、妊娠中はそういうこともよくあるらしいよ」。
お、女だ――。
僕は唖然とした。
この感覚は、男には一生理解できないだろう。
結局、その飲み会でCくんは酒を頼まず、コーヒーを一杯飲んだだけで、さっさと途中退転した。
なんでも奥さんとの大喧嘩の末、最終的に「行くならいいけど、すぐに帰ってきなさい! 」と、これまた理不尽な命令を下されていたらしい。
かわいそうに。
一方、イケメンのBくんの奥さんは超放任主義だ。
夫が夜遊びしようが一切文句を言わないらしく、Bくんはいたって快適そうだ。
2人の子育てに関しても、近くに住む両親が積極的に助けてくれるため、ますますBくんは自由を満喫できるようになったとか。
しかし、そんなBくんにも悩みがあった。
「嫁が日に日に太っていってて、それがつらいんだよ。
本当は3人目の子供が欲しいんだけど、最近の嫁の感じだと、そういう気分になれなくて……」。…


