出社前のネクタイ選び、仕事をこなす順序、はてはデートのお店選びまで、社会人の毎日は選択の連続。テキパキ決められず日々悩んでいるという人も少なくないはずです。そこで、治せるものなら治したい"優柔不断病"について、心理カウンセラーの阿久津まどかさんにお話を伺いました。
【優柔不断になりやすい人ってどんな人ですか?】
「少しの失敗も許せない完璧主義の人や、他者からの評価を気にしやすく、自分の決断に自信が持てない人は優柔不断になりやすいですね。そもそもなぜ決断ができないのかというと、その根底に"失敗を恐れる気持ち"があるからです。」(阿久津さん)
これまでの失敗や他人から受けた評価がトラウマとなって、物事に対して慎重になっていく、というケースが多いわけですね。
【優柔不断はどうしたら治せますか?】
「『絶対に失敗してはいけない』という意識にとらわれないことですね。『たとえ失敗しても次に活かせば良い。これで終わりではない』という風に考える癖をつけることが大切です。」(同)
確かに、最初から完璧を求めて踏み出せなくなるよりは、行動して失敗した方が得るものは大きいはず。でも、ビジネスの場ではもしもミスチョイスをして大失敗をしたら......と思うと、なかなか決断できないことも多いと思うのですが。
「ビジネスシーンで優柔不断を直すためのポイントは次の二つ。一つは、プライオリティーをつけること。『優先順位を付けられない』という人は、目の前の仕事のことだけではなく、もっと大きな視点で仕事の目的を考えていることが大切です。この作業は何のためにしているのか、これを意識すると、自ずと優先順位が決められるようになります。そして二つ目は、選択した場合のメリット、デメリット(リスク)を考えることです。何かを選択するときは、必ずリスクが伴います。あとはそのリスクをどうしたら最小限に留められるかを考え、対策を採ることが大事ですね。」(同)
どの作業を先にやるべきか......と悩みだしたら、まず原点に戻って"仕事の目的"を思い出し、それを選択したときのメリット、デメリットを書き出してみる。これを意識していけばビジネスの場でもビシっと決断できそうです。
最後に「現代は何に関しても選択肢が多く、その中から一つを選ぶというのは、誰にとっても非常にストレスフルなこと。その意味では、誰でも疲れたり、落ち込んだりしているときは、優柔不断になりやすいんですよ」と教えてくれた阿久津さん。…


