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『俺妹』などを手掛けた編集者語る ラノベ絵師の発掘法

2012年3月27日 11時30分 (2012年3月27日 15時59分 更新)
 ライトノベルの特徴は言うまでもなく、文章に絵をつけるイラストレーター=絵師の存在。文章とキャラクターが一体化した本作りを成立させる独特のイラストは、どのように生まれるのか。ダ・ヴィンチ4月号の「走れ! トロイカ学習帳」では、北尾トロ氏がラノベを手がけること11年の電撃文庫、三木一馬副編集長に絵師の存在感について聞いてみた。

 絵師について訊ねると、三木さんは「著者とともに作品を支える両輪」と即答。

 絵のうまさや女の子が可愛いことは大前提で、より作品に合った、これしかないキャラを生み出せる絵師を日夜探しているという。イラストの良し悪しはラノベの生命線。まずビジュアルで手に取らせ、作品の魅力でシリーズのファンになってもらう。人気ジャンルになってからは小説賞への投稿者も多く、著者探しはラクになったが、絵師は違うそうだ。

 三木さんは自らコミケに足を運び、これはと思う描き手を直接口説く。彼らの特徴は絵を描くのが好きでたまらないこと。物語を作るより、とにかく絵。そのためだったら時間も手間もたっぷりかける。裾野は膨大に広がり、トップレベルの実力は高い。業界ずれもしておらず、文章に真剣に向き合い、互角に渡り合うのだ。絵師とは言い得て妙である。  

 すでにプロとして活躍している人や、ネームバリューに頼ったチョイスはしない。発掘したい。発掘した絵師に、読者の予想を超えるイラストを描かせたい。時にはわざと違和感のあるイラストを使い、勝負をかけることもある。
「期待通りでは駄目なんです。期待以上のものであれば読者は喜んでくれます」 (三木さん)

(ダ・ヴィンチ4月号 北尾トロ「走れ! トロイカ学習帳」より)

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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