炭水化物の取り過ぎは万病の元 カロリー計算より健康増進に導く「糖質コントロール法」(2)

2013年11月21日 15時00分 (2013年11月22日 14時34分 更新)

 糖尿病と診断された時には、症状がかなり進行しているケースは珍しくない。とはいえ、普段から体調管理をしていれば、次のような症状に気づくはず。思い当たるものがあったらすでに、あなたは糖尿病が進行している可能性があると自覚すべきだ。

(1)以前と同じ生活しているのに、食べても食べても痩せる…糖質をエネルギーに変えることができなくなる。代わりに脂肪や筋肉が分解されてエネルギーになるため、食べても痩せる。

(2)尿の回数が増えて量も多く、臭いのが気になる…血糖が高いと尿量が多くなる。尿と一緒にブドウ糖が排出されるので、尿から甘い臭いや泡立ったりする。

(3)とても喉が渇く…尿の量の排出が多いため、水をいくら飲んでも喉が渇く。

(4)身がだるい…糖質がエネルギーに変えられないために起こる。放っておくと合併症となり昏睡状態にも。

(5)甘いものが急に欲しくなる…仕事のストレス解消などでアルコールが飲めない人が、チョコレートや甘い菓子類を食べて発散するうち、「甘味依存症」に。眠り込んだり、症状が酷くなると糖尿病、高血圧、うつにもなる。

 管理栄養士・料理研究家の林康子氏は言う。
 「糖質オフ(制限)の生活をするには、三つのルールがあります。まずは主食や砂糖たっぷりのお菓子など、糖質を含む食べ物を極力控える。これは血糖値が安定、脂肪が減ること請け合いで、ダイエットにも効果があります。次に、タンパク質中心のバランスの良い食事を摂ること。糖質を控える代わりに肉、魚介、卵、大豆製品、野菜、きのこ、海藻類をしっかり食べましょう。献立は肉や野菜などの主菜が2品、汁物1品が基本。三つめに、糖質オフなら脂肪分、カロリーは気にしない。揚げ物はもちろん、マヨネーズや生クリームもOK。またお酒飲みは、ワインや蒸留酒(ウイスキー、ジン、焼酎)であれば飲んでも大丈夫。ただし、ほどほどにしましょう」

 ただし、「肝機能の働きが低下している」「活動性すい炎」「肝硬変」「妊婦」を患っている人は、避けた方がいい。他に血糖降下剤を飲んでいる人、インシュリンを注射している人などが糖質制限に取り組むと、低血糖発作を起こす可能性がある。また痛風発作がある人、尿酸値が高い人、狭心症、心筋梗塞などの症状がある人も注意が必要だという。糖質制限を始めるときは医師に相談してほしいと、林さんは言う。

 これを機会に、ぜひ糖質コントロールに注目して健康的な生活を目指そう。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ブログに投稿
  • mail

注目の商品