国内AVメーカー関係者 無料アダルト動画サイトに怒り隠さず

2013年11月30日 15時59分 (2013年11月30日 16時33分 更新)

 ネット上には、無料アダルト動画サイトが多数存在する。骨董通り法律事務所の諏訪公一弁護士は、「ネット上のアダルト動画をストリーミング(再生)で視聴するだけなら、基本的に刑罰の対象とまではなりにくいでしょう」と述べているが、動画を視聴するだけではなく、動画データをダウンロードする場合はどうか。これはまず、著作権に関ってくる。

「著作権に関する問題は非常にデリケートな分野です。著作権を管轄する文化庁は、『YouTube』を見るだけ、つまりダウンロードではなくストリーミング視聴するだけなら、著作権侵害にならないという見解です。これはアダルトサイトでも同じだと解釈してよいでしょうが、今後裁判所が別の判断をする可能性もあります」(諏訪弁護士)

 国内AVメーカーの関係者は、このような無料エロ動画サイトへの怒りを隠そうとしない。

「私たちが作った作品が、発売後すぐに無料でアップされてしまうため、AV産業は深刻な打撃を受けています。このまま無料エロ動画サイトを放置しておけば、近い将来にAVはなくなってしまうかもしれません」

 また、近く児童ポルノの売買目的ではない単純所持にも規制がかかる可能性がある。 その場合、パソコン内にデータがあるだけで所持とみなされ摘発の対象となることもあり得るのだ。インターネット上のエロの動向に詳しいライター・尾谷幸憲氏はこう語る。

「アメリカなどのサイトでは、チアガールなどの人気も高いことから“teen”というジャンルが確立されています。実際には、10代と謳っているだけで20歳を超えた女性の動画の場合も多いですが、誰もが匿名で投稿できるサイトである以上、児童ポルノに引っかかるような年齢の少女の動画も混在しているはずです。

 何も知らずにこういった動画を保存してしまった場合、どこまでがセーフでどこからがアウトになるのかは、まだ法律ができていないので何ともいえません。とにかく、得体のしれない動画はパソコンの中に保存しないようにするのが賢明だと思います」

※週刊ポスト2013年11月29日号

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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