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《前編》コミケバブルはいつ弾ける? 同人誌ブームに潜む真実

2014年2月4日 11時30分 (2014年3月19日 20時10分 更新)
出版不況なのに好況な同人誌

 出版不況が叫ばれて久しい。かつては「若者の活字離れ」などがその理由として挙げられていたが、どうやらそれだけではなさそうだ。売れていないのは書籍だけではない。活字媒体ではない「漫画」も売れていないのだ。今年2月には、老舗漫画誌の『漫画サンデー』が休刊。出版科学研究所によれば、2010年には23点、2011年には10点、そして2012年には14点の漫画誌が消えていった。
 しかし、商業漫画業界が悲鳴を上げるなか、同じ漫画でも「同人誌」界隈はいたって好況の様子。毎年2回、「夏コミ」と「冬コミ」が開催される「コミックマーケット」。1975年の創設以来、その道の趣味人から「コミケ」の名で親しまれる世界最大の同人誌即売会だ。昨年12月29日から31日まで東京ビッグサイトで行われた「コミックマーケット85」。その85回は動員が52万人、昨夏の84回が59万人、一昨年冬の83回が55万人と記録的な来場者数が続いている。

 過去に行われた調査によると、コミケ一般来場者の平均購入額は、男性が33,740円、女性が30,100円。コミケ全体では、3日間で150億円以上の経済効果があるとされている。オタクブームどころか、もはや市民権を得た感もある。同人誌市場は、今後ますます拡大していきそうだ。
「売れっ子漫画家になって豪邸を建てる」というジャパニーズドリームは、もちろん今でも存在する。

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