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外国から日本の新卒採用が奇異の目で見られるワケ

2014年5月17日 16時00分 (2014年5月26日 18時22分 更新)
 就活中の学生やフリーター、正社員であっても、労働問題に頭を悩ませる若者は多いのではないでしょうか。採用について、労働について、給料について、きちんと考えてみたことはありますか? 給料や就業時間の多寡といった目先の問題にとらわれていると、肝心のことが見えなくなってくることも。
 自分たちが置かれている日本の状況について、原理原則から考えてみませんか?仕組みを理解してみると、「労働問題」の真の姿が見えてくるはずです。

 『若者と労働 「入社」の仕組みから解きほぐす』(中央公論新社/刊)は、東京大学法学部を卒業後、労働省勤務などを経て、現在、労働政策研究をしている濱口桂一郎さんが、日本型雇用システムについて仕組みから解きほぐした一冊です。

■日本と欧米、まったく違う「採用」観
 日本では、入社を通じて組織の人間(メンバー)となり、そのメンバー1人1人に仕事が割り当てられていく「メンバーシップ型」採用、欧米やアジアではある仕事(ジョブ)に対し適応する人間を組織の内外から当てはめる「ジョブ型」採用が行われてきました。
 日本の新卒一括採用は、まさにこのメンバーシップ型採用です。何のスキルも持たない若者を、卒業大学や人間力といった物差しで選別し、入社してから職務に必要な教育を行うのですから。退職までの何十年間、同じ企業で働き続けることが前提となっているために、何の経験のない若者でも給料をもらいながらスキルを身につけ、昇進していくことができるようになっているのです。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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