人気ジャニーズアイドル山下智久が東京・六本木の路上で口論になった一般人男性といた女性の携帯電話を持ち去ったとして、器物損壊の疑いで10月21日、書類送検された。報道によれば、山下は6月24日深夜、山下と同じジャニーズ事務所所属の錦戸亮(関ジャニ∞)、元KAT-TUNで2月に同事務所から独立した赤西仁と一緒にいたところ、一般人男性に声を掛けられ口論となり、その模様を動画撮影しようとした女性の携帯電話を山下が取り上げたという。
後日、事務所関係者が携帯電話を警視庁に届け、女性は山下に携帯電話を使用不能にされたとして同署に被害を届け出ていたが、すでに示談が成立しており起訴されない見通しだという。

 一連の事態を受け山下は、主演映画『近キョリ恋愛』の舞台あいさつの場で「このたびは僕の行動でたくさんの方にご迷惑、ご心配をおかけしたことをこの場を借りてお詫び申し上げます」と謝罪。深く反省した様子をみせたが、その山下が書類送検される約1週間前の10月15日、モデルの大森美知をホテルへ“お持ち帰り”していたと「週刊文春」(10月30日号)が報じている。「文春」によれば、山下は堀越高校時代の同級生である大森と居酒屋やバーを3軒ハシゴし、日付が変わるとふたりとも泥酔の様子でタクシーに乗り込み、高級ホテルのセルリアンタワー東急ホテル(渋谷)に入りエレベーターへ消えていったという。ちなみに、その時山下の手にはカードキーがあり、その日の午後山下はひとりでホテルを出て行ったという。

 今回、自身の“大胆な行動ぶり”を報じられた山下だが、週刊誌記者によれば、事務所はそんな山下の行動に以前から頭を抱えていたという。


「すでに数多く報じられているとおり、山下と赤西、錦戸は以前から飲み仲間で頻繁に深夜の六本木で遊ぶ姿が目撃されていますが、実はそれゆえに一般人から声を掛けられた時の応対も慣れていてお手のもの。なので芸能記者の間では、今回一般人とトラブルが起こったことについて『山下らが、何かよっぽどのことをされたのではないか』と驚きの声も上がっていました。そもそも、ジャニーズ事務所は基本的に所属タレントがジャニーズOBと接触することに対しては厳しく、若手タレントには『辞めた人間とは偶然会ったとしても話をしてはいけない』という指令まで出ています。山下と赤西はもともと友人であり、山下もそれなりにキャリアを持つタレントなので、事務所としては赤西との交遊を禁止することもできず手をこまねいたようです。また、赤西の事務所独立はとても“円満退社”といえるものではなく、ふたりが日頃から派手に遊んでいればマスコミにも狙われるし、いつ酒のトラブルを起こすかもわからない。そのため6月の事件を受け事務所は山下に対し厳しく注意したようですが、それ以降もおとなしくなる気配はなく、管理不能状態の山下に事務所も頭を悩ませていたようです。
これ以上制御不能になれば、いくら山下といえども見放されてしまう可能性もあるのではないでしょうか」●避けられないイメージダウン


 そんな事務所も頭を悩ます山下だが、一連のスキャンダルは今後の山下の活動にどのような影響を与えるのであろうか。 


「六本木事件が報じられ世間に知れ渡り、事務所はその対応を通じて近く書類送検が行われる可能性があることは当然把握しており、山下に対して注意を促していたはずです。加えて主演映画の公開が迫る中で、私生活でも慎重な行動が求められる中、あけっぴろげに外で長時間酒を飲み酔ったあげく、モデルとホテルにお泊まりする写真に撮られるというのは、あまりに軽率な行動だといえます。山下は昨年夏の『SUMMER NUDE』(フジテレビ系)に主演以降、連続テレビドラマへのレギュラー出演はありませんが、一連のスキャンダルで山下のイメージダウンは避けられず、今後のCMやテレビへの出演に支障が出る可能性もあります」(同)

 人気アイドルが自身の私生活のために活躍の場を失うような姿を、多くのファンは望んでいないだろう。
(文=編集部)