0

都内の空き家問題が深刻で5万円以下の良質賃貸物件が意外と増えていた

2015年2月25日 06時00分 (2015年3月8日 16時01分 更新)
ワンルームでも東京・23区内は家賃が高い……と思いきや、近年はこれまでの平均価格を大きく下回る格安物件が急増しつつあるという。

賃貸・不動産情報サイトの『アットホーム』によれば、東京23区内のワンルーム物件の平均家賃は高額順に港区11.42万円、千代田区10.14万円、中央区9.85万円と続く(2月17日時点)。23区内の人気エリアでは、ワンルームで家賃10万円は標準価格だ。

その一方で、「家賃5万円」など23区内の格安物件を専門に扱う仲介会社が増えてきている。不動産業界紙の記者A氏がこう話す。

「背景には賃貸住宅の空き家問題があります。総務省の統計では、全国の空き家の総数820万戸(総住宅数の13.5%)のうち、賃貸住宅は429万戸(52%)。ここ数年では1割近く増加し、特に東京都は空き家総数に占める賃貸住宅の割合が70%と、全国的にも突出して多いんです」

なぜ、都内では賃貸住宅の空き家が増えているのか。

「若い世代が賃貸住宅に住まなくなっていることが原因のひとつ。例えば最近は、北関東の実家から1、2時間かけて都内の大学に通う学生が急増し、かつて賃貸暮らしだった社会人も実家に戻るケースが増えています。給料が上がらない若者にとっては、毎月の賃料支出が重荷になっているわけですね」(A氏)

そんななか、家主は空き部屋を遊ばせておくよりは、値下げしてでも客をつけようと考える。こうして、不動産賃貸業界では“23区内でも家賃5万円台以下”というカテゴリーが定着しつつある。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

コメントするニャ!
※絵文字使えないニャ!

注目の商品