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古いしきたりに金に汚い住職… お墓はもういらない!

2016年8月9日 16時00分 (2016年8月10日 10時52分 更新)

東京都港区にある高輪庭苑の「樹木葬」。駅から徒歩3分ほどの好立地だ。郊外や地方から“引っ越し”てくる人が増えているという(撮影/写真部・東川哲也)

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 核家族化で先祖供養への意識が薄れる中、継承者がいなかったり、地方にあって管理が大変だったりする墓を片付ける人が増えてきた。2030年に年間死亡数が160万人を突破するニッポン。新しい供養のあり方とは。

「初めて見た墓の中は暗くて汚くて、こんなところに入るなんてかわいそうに感じた」

 3年前に父を見送った自営業者のAさん(男性、41)は、納骨の時をこう振り返る。Aさんの宗派では骨壺ではなく、遺骨を直接墓の中に入れる。先祖の遺骨の中に父の遺骨をガサッと入れてしまうと、どれが誰の骨かもわからなくなってしまった。

 建設コンサルタントとして途上国を転々としながら国際協力に携わっていたAさんの父は、大好きな南アフリカの海に散骨されることを望んでいた。納骨する分とは別に取っておいた遺骨を、早く父が望む海に連れていってやろうと決意した。

●アフリカの海に散骨

 自身も父と同様に途上国支援の仕事に就き、アフリカは第二の故郷のような存在だ。遺骨を持って南アフリカに渡り、ケープタウンからロベン島行きの観光船に乗った。深いコバルトブルーの海面に、遺骨をハラリとまいた時、ここでの散骨を望んだ父に共感できたという。

「波に乗って世界を回り、小魚の餌となって食物連鎖に組み込まれることで、永遠の命を与えられるような気がした」

 一人残された母のため、Aさんは海外での仕事を辞めた。これまでのキャリアは海外でしか通用しないので、日本で働けるよう国内業務に必要な資格取得を目指して勉強中だ。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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