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老人ホームが「格子無き牢獄」に変わるとき

2016年9月26日 13時00分 (2016年9月27日 12時08分 更新)
老人ホームが「格子無き牢獄」に変わるとき堀内直也さんは、山梨県甲府の住宅街で、宅老所「みつばやあんき」を運営している。
宅老所では、一軒家に利用者とスタッフが家族のように寄り添って生活をし、
利用者のお年寄りも、一緒に食事の準備や洗濯を行う役割が与えられている。
堀内さんにお話を伺った。

「ここは格子無き牢獄だ」と叫ぶ人がいます。果たして「どんな人」が「どんな場面」でこの言葉を叫んだのでしょうか。

答えは、「(一人の)お年寄り」が「特別養護老人ホーム」で叫んだ言葉です。私はこの言葉を大学時代の実習において耳にしました。

そこは真新しく、綺麗で真っ白い施設です。一人ひとりに小部屋が用意され、過ごしやすいように温度も常時調整されています。また三食バランスの取れた食事が提供されており、お風呂にも適時入る(入れてもらう)ことができます。加えて、レクリエーションも用意されており、気分転換を図ることもできるのです。にもかかわらず、なぜ一人のお年寄りは「ここは格子無き牢獄だ」と叫んだのでしょうか。

 

ボクは宅老所を運営しています。宅老所とは簡単に言えば、お年寄りが日中に過ごすデイサービス施設です。ただそれだけに留まらず、早朝や夜間をはじめ、緊急時などの泊まりにも対応しており、制度の枠組みにとらわれず、お年寄りに限らず‟困っている人“がいれば、その人に合わせた福祉を届けることを基本としています。幾つかの例を簡単に挙げるとすれば、お婆ちゃんが朝5時に遊びに来ても笑って済ましたり、お爺ちゃんが猥雑な雑誌を見たいと言うので一緒に見たり、近所の青年が定職に就けないと聞けば相談に乗ったり、それから…。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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