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40代独身男性、父親の介護で“稼ぎたくても稼げない”現実「年収250万円減で結婚も諦め…」

2017年3月21日 08時54分 (2017年3月21日 09時10分 更新)

 働き盛りの30~40代。賃金カーブも右肩上がりの時期に伸び悩み、年収300万円に甘んじてしまう“稼げない病”に罹る人が増えているという。マジメに働いているにもかかわらず、なぜ低年収に陥ってしまうのか。貧困とは違うニュープア層の実態に迫る!

高橋丈博さん(仮名・41歳)の場合

年収330万円/独身

大学卒業後、大手食品メーカーに就職。38歳のときに父親が脳梗塞で倒れ、介護のために退社。実家近くの美容器具メーカーに転職し、残業ナシの週4日という変則シフトで勤務

◆父親の介護のために退職。年収250万円減になるも「父を恨むことはできない」

 厚生労働省によると、日常生活に手助けが必要な要介護認定者の数は620万人(’16年3月末時点)。今後はさらに増え続け、現役世代の親の介護が“稼げない”最大の要因になると言われている。高橋丈博さんもその一人。73歳になる父親が3年前に脳梗塞で左半身に麻痺が残り、要介護者になった。それに伴い、大手食品メーカーを退社し、実家から通える小さな美容器具メーカーに転職。仕事をしながら父親の世話をしているという。

「母親は20年前に他界。一人息子の僕しか父親は頼れる人がいないんです。今はホームヘルパーの方に週3日、隣県に住んでいる60代後半の叔母に週1日来てもらっています」

 実家近くの転職先は社員30人ほどの小さな会社。社長は高橋さんの状況に理解を示し、週4日という変則的な出勤日数を特別に許可。
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