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データ分析と寿司職人の仕事の心得は通じる 情報を正しくさばく力の付け方

2017年4月21日 21時30分 (2017年4月25日 03時22分 更新)
■そのデータ分析の結果は、本当に正しいのだろうか?

「ビッグデータ」という言葉はビジネスの現場でもすっかり定着したように感じるし、それを元にして分析された調査報告はそれなりの納得感を持って受け入れられるようになった。

現在、そしてこれから、この世界で勝ち残っていくためには「データの分析」の手法を身につけることは必須になるのかもしれない。

では、そもそも「データ分析」とは一体何をするのだろうか? 数字やグラフを見るのが仕事…それもあるが、ただ見るだけでは意味がない。重大な仕事の一つは「因果関係を見極めること」である。

因果関係とは端的に言えば「Aが原因となった結果、Bが生じた」という関係のことだ。

この手の論法はよく見かけるが、そもそも因果関係が本当にあるのかは吟味しなければ分からない。
『「原因と結果」の経済学』(中室牧子、津川友介著、ダイヤモンド社刊)によれば、「メタボ診断を受けることが長生きできる」「偏差値の高い大学へ行けば収入は上がる」といったものがある。これらの「通説」は経済学の有力な研究では否定されているという。
詳細:新刊JP記事:「偏差値の高い大学に行けば収入は上がる」は思い込み? 経済学者が通説を否定

思い込みに惑わされない、「データを見極める力」を身につけるにはどうすればいいのだろうか?

■「データ分析の心得は寿司職人の仕事に通じる」

データ分析で大切になる心得は、寿司職人の仕事に通じるものがあります。(『データ分析の力 因果関係に迫る思考法』7ページより

そうつづるのは、『データ分析の力 因果関係に迫る思考法』(光文社刊)の著者であり、シカゴ大学公共政策大学院で教鞭を取る伊藤公一朗さんだ。
では、どのような部分が寿司職人と通じるのだろうか?

1、素晴らしいネタを仕入れること
2、そのネタの旨みを生かせる包丁さばきができること
3、目の前のお客さんが求めている味や料理を提供できること

これを「データ分析」に置き換えると、「良いデータを仕入れる」「データを切り取る角度の高さや切り口のセンスの良さ」、そして「分析結果が人々に求められていること」という3つの要素が必要ということになる。

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