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「投票したい人がいないから選挙には行かない」は貧しい発想。出口治明氏が選挙の本質を語る

2017年5月20日 08時00分 (2017年5月21日 07時08分 更新)
ライフネット生命会長・出口治明氏が語る民主主義における選挙の本質。「選挙に行かない」とはどういうことなのか。日本人に足りない選挙へのリテラシーを指摘する。いい候補者がいないからといって、白票・棄権はダメ

 政府は我々市民の手で作るものであり、その政府をより良いものに作り替えるための手段が選挙です。

 しかし、残念ながら日本の学校では、選挙の仕組みや規則、衆議院・参議院の定数など、試験のための知識は教える反面、選挙のときに具体的にどう対応すべきかという根本的な部分に触れることはほとんどありません。

 そのため選挙に関するリテラシーが低い人も多く、日本は、先進国の中で投票率が最も低い国の一つという不名誉なデータがあるように、投票行動につながっていないんですよね。

 

 それに対して、かつて私がロンドンに駐在していたときに驚いたのは、ヨーロッパでは、中学校の段階で、すでにそうしたリテラシーを身につけているということです。

 たとえば、選挙への基本的な対応法については、次の通りに教えられています。

 選挙期間中にはメディアが事前予想を出しますが、最も有力な候補者をAさんとします。もしあなたがAさんを支持するとしたら、選択肢は3つあります。

 それは
①    選挙に行き、Aさんの名前を書く 
②    選挙に行き、白票を出す 
③ 棄権する
 であり、どれを選んでも同じ結果になります。

 逆に、Aさんを支持しないのならば、選択肢はたった1つ。

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