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焦げ焦げの恋 サーからフォーへ!続・女もたけなわ その7<サーからフォーへ!続・女もたけなわ>

2017年5月20日 09時00分 (2017年5月22日 19時05分 更新)

「アラサー」時代に書いた女の「たけなわ期」にまつわるあれこれ。「アラフォー」になって再考してみました。サーからフォーへの峠を越えて、分かったことは……?

■焦げ焦げの恋(サー篇)

 彼女がいる人を好きになってしまったことが、二度ある。
 どちらも、ただ好きになっただけではなく、男女関係にもつれ込み、その秘密を共有した。一度目は秘密が明るみになり、すったもんだを繰り返した。二度目は、相手が本命の彼女と別れたものの、私の立場は「遊び相手」のまま変わらなかった。結局、どちらの場合も私がちゃんとした「彼女」になることはなかった。

 きっかけは「夜にたまたま2人になってしまった」としか言えないほど些細なもので、男女関係になることを積極的に望んでいたわけではなかった。むしろ、「この人、私に興味があるみたいだけど全然タイプじゃないな。でもちょっと人恋しいし、1回だけ遊んじゃおうか。好きじゃないから、後腐れもないだろう」くらいの気持ちだったのである。

 ところがどっこい、一夜限りのつもりでいたのに、全然タイプじゃなかった相手の顔が頭にこびりついて離れない。時間が経つごとにもう一度会いたいという気持ちが、豪雪地帯の雪のようにドカドカと降り積もっていく。コトに及ぶ時の男のシリアスな顔を思い出しては、ああ全然タイプじゃない上にちっともかっこよくない……と思い、むしろ笑えるとさえ思い、なのにそのブサイクな顔が無性に恋しい。

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