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需要の高まる猛禽類、操るためには

2017年9月18日 18時00分 (2017年9月19日 11時48分 更新)
 

 イヌワシやオオタカなどの猛禽類とタッグを組み、獲物を狩る「鷹狩」は、紀元前には開始されていた。翼を広げて空を舞う姿は雄壮であり、映像からも迫力が伝わってくる。
 アラブ諸国では盛んに行われているが、日本ではあまり見られなくなった。鳥を調教する鷹匠の数も減少しており、伝統文化の消滅が危惧されている。

 しかし現在は、害鳥駆除という、新たな路線での活躍が期待されている。害鳥とはおもに、ハトやカラス、ムクドリなど。田畑だけでなく、市街地では糞害やゴミ箱を荒らすなどの被害が報告されている。

 害鳥はマンションのベランダやビルの屋上などに巣を作る。さらに繁殖力が強いため、なかなか減らないのが現状だ。とはいえ、人が多く集まる場所では銃などで駆除、威嚇することは難しい。そこで、鷹匠が注目されるようになった。
 害鳥の多くは猛禽類を苦手とする。そこで、害鳥の生活場所に鷹を飛ばし、威嚇することが効果的だという。時間帯を変えて繰り返し行うことで、害鳥を追い払えるというわけだ。

 鷹匠になるには、各流派や団体の認定が必要だ。鷹の本能を熟知し、呼び戻しなどの訓練が不可欠となり、その道のりは決して平坦なものではない。しかし、訓練を通じて鷹と信頼関係を築くことができるという、何ものにも代えがたいよろこびがある。

 猛禽類は鳥カフェなどでも人気があり、一般でも飼育されるようになった。しかし、鷹狩に用いられるオオタカなどは、日本産の場合は捕獲・飼育が禁止されている。

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