“子どもが育つ街”つくばを研究者などが情報発信

2012年2月23日 09時00分

茨城県のつくばエリア(つくば市、つくばみらい市、守谷市)は筑波大学をはじめ、行政や企業の研究機関などが集まる“研究学園都市”として知られている。だが、じつは子どもを育てるのに適した住宅地でもあり、つくばエクスプレスを使えば都心への通勤も便利なエリアだ。そうした「住む街」としても魅力的なつくばを体験してもらおうと、「子どもが育つ街研究会」が無料体験ツアーなどのイベントや情報発信に取り組んでいる。


■研究施設や学校をめぐるバスツアーを実施

「子どもが育つ街研究会」は研究者やNPO法人の代表、行政関係者などが参加して2011年11月に発足した研究会で、つくばエリアの子育て情報などを発信している。研究会のメンバーの一人、早稲田大学人間科学学術院・佐藤将之准教授によると、つくばエリアには「子どもが育つ街」に必要な5つの環境がそろっているという。その環境とは、(1)子育てサポート環境、(2)自然環境、(3)知的レクリエーション環境、(4)健康の維持と増進を実現する環境、(5)安心安全な環境、の5つだ。

具体的にどんな環境なのかを知ってもらおうと、街のスポットをバスで見学する体験ツアーがこのほど開かれた。1月に行われた第1弾のツアーでは、バスでエリア内を巡りながら、筑波大学や研究施設、今年4月に開校するつくば市の小中一貫校などを見学。その中の一つ、サイエンス・スクエアつくばの展示は、人間の形をしたヒューマノイド・ロボットのデモンストレーションや、人がなでると本物の動物のように反応する“癒し系”のアザラシ型ロボットなど、子どもだけでなく大人の知的好奇心も刺激される内容だ。このほかにも、医療や介護で実用化されているロボットス-ツの実演や、JAXA(宇宙航空研究開発機構)でのロケット見学など、身近に最先端の科学に触れられるつくばならではのスポットを見て回るコースだ。

ツアーには住宅地の見学も盛り込まれている。つくばエクスプレスの研究学園駅や万博記念公園駅、みらい平駅の周辺では駅前に分譲マンションが多く立地しているだけでなく、駅から徒歩圏で茨城県が宅地を定期的に分譲しており、人気を呼んでいるという。ちなみに昨年秋にみらい平駅周辺で分譲された宅地は、200㎡強の土地で1200万円台といった価格帯だ。初めて家を買う若い世帯でも、広い庭付き一戸建てに手が届きやすい環境といえる。つくばエクスプレスの快速ならつくば駅から秋葉原駅まで45分という近さなので、都心に通勤するビジネスマンが家を買うケースも少なくないそうだ。

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