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私が出会った「ステキな投資家」「お金より大切な物語」 INVESTOR1 本多静六

2015年8月4日 07時30分 (2015年8月9日 12時22分 更新)
林学博士であり造園家にして、投資家としても知られた本田静六氏。(フォーブスジャパン8月号より)

本物の投資家ほど、実は利他主義であり、投資行動が未来を変える原動力になっている。
『投資家が「お金」よりも大事にしていること』の著者であり、レオス・キャピタルワークス取締役CIOの藤野英人氏が注目するステキな投資家とは?

本多静六 / 日比谷公園などの設計を行った造園技師、学者、投資家、篤志家

「いま最も再評価したい長期投資家の始祖」
日本の長期投資家の始祖といえば、やはり本多静六だろう。
生まれは1866年8月。私が生まれたのがちょうど100年後の1966年8月で、ともに長期投資に関わっていることもあり、勝手ながら奇妙な縁を感じている。

彼は、もちろん長期投資家として優れた実績を残したが、真骨頂は、投資家であるとともに素晴らしい職業人、かつ類稀なる篤志家であったことだ。

職業は学者。東京大学農学部で林学博士となり、最終的には東京大学農学部教授に就任した。とはいえ、象牙の塔に入りこみ、研究に埋没する人物ではなかった。日本全国を飛び回り、造園技師としての作品を多数残した。北海道の大沼公園、室蘭公園。会津若松の鶴ヶ城公園。埼玉の大宮公園。東京は日比谷公園と行幸通りの設計。長野県の臥竜公園。名古屋の鶴舞公園。大阪の住吉公園。日本の公園で名の知られたところは、ほとんど彼の手に掛かったものと考えてよい。

職業人として偉大な足跡を残しながら、投資家としてもこれまた類稀なる実績を上げた。

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