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「落ち着け」は厳禁?「不安障害」患者への対応注意点

2015年11月11日 10時00分 (2015年11月16日 12時47分 更新)
過剰な不安や心配が持続して日常生活にも支障を及ぼす

「ただ落ち着くなんてできない(I can’t “just relax.”)」。これは、ある不安障害の米国人が書いたブログの一節ですが、不安障害の人にとって言葉だけの「落ち着け」のアドバイスは役に立たないどころか、逆に不安を高めることを意味しています。それでは、不安障害の人に対し、周りの人々はどう対処すればいいのでしょうか。

まず、不安障害とは何かについて簡単に説明します。簡潔に言えば「過剰な不安や心配が持続し、日常生活に支障を及ぼす状態」と定義できます。具体的には社会的場面や乗り物などで起きる反応です。この定義で大事なのは、「過剰」と「持続」、そして「日常生活に支障」という点です。というのは、不安自体は問題になりません。なぜなら、不安はストレスに対するごく普通の反応だからです。それどころか、逆に不安は人が生きていく上で、なくてはならないものともいえます。ちなみに進化心理学では、不安・恐怖は危険を察し回避する反応として、人間が生き延びるために必要なものととらえています。

欧米諸国は日本に比べ不安障害の患者数が非常に多い

不安障害の人の統計(推計患者数)については、日本では全人口の5.5%(12カ月有病率)、9.2%(生涯有病率)との厚労省の研究(平成18年度)があります。一方、米国では18.1% (12カ月有病率)、ヨーロッパ(EU)では14.0% (12カ月有病率)との統計があります。

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