不動産評価Webサイト「TAS-MAP」を運営する(株)タス(所在地:東京都中央区)は、このほど、「賃貸住宅市場レポート 首都圏版・関西圏・中京圏・福岡県版 2016年7月」を発表した。それによると、2016年5月期・1都3県賃貸住宅指標では、首都圏のアパート系空室率TVI(タス空室インデックス)は埼玉県が横ばいで推移しているのを除いて、その他の地域では悪化が続いている。

ただし、東京23区では頭打ちに兆候が見えてきた。新築の供給量増加が継続していることが空室率TVIを引き上げている。一方でマンション系空室率TVIは埼玉県と千葉県で引き続き悪化傾向。

また、2016年5月期・関西圏・中京圏・福岡県賃貸住宅指標では、アパート系空室率TVIは大阪府、京都府で悪化傾向。大阪府では貸家の月間の着工数が2,200戸~2,500戸という高い水準を2年以上継続しているため、供給過剰感が出てきていると思われる。福岡県ではアパート系、マンション系ともに空室率TVIは堅調に推移している。

ニュース情報元:(株)タス

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