「平均年収」を大きく見せるカラクリとは? 就活生は注意が必要

2017年3月1日 13時50分 (2017年3月4日 13時46分 更新)

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「ぶっちゃけ、平均年収は重要だ」

これは多くの就活生の本音ではないだろうか。気になる企業があったら、「企業名 平均年収」でまずググったり、「就職四季報」で調べたりというのは就活中に誰もがやった事があるはず。だが、そこで得られる情報には注意が必要だ。サイトに載っている分の年収を自分が将来もらえるとは限らない。

まず、ネット上のまとめサイトに掲載されているデータには、社員数名から集計しただけのものや、推測で書かれている不正確なものも多い。

「就職四季報」は全上場企業と非上場企業の一部についてのきちんとしたデータを集めているが、ここでも注意が必要である。
上場企業は、毎年「有価証券報告書」という、投資家向けに企業の経営実態を開示する資料を提出しており、これはネット上でも公開されている。「有価証券報告書」の中には「提出会社の状況」という項目があり、ここに社員の「平均年齢」「平均勤続年数」「平均年間給与」が記載されているのだが、ポイントはこれはあくまで「提出会社の状況」であるということだ。
上場しているような大手企業は大抵、幾つもの連結子会社を抱えている。しかし「平均年間給与」として開示されているのは本体の親会社のものだけである。このカラクリを使って、平均年収を大きく見せている例もある。

近年「ブラック企業」としての批判が高まっている外食大手・ワタミは、2011年度には「平均年間給与」が560万円もあった。

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