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断熱気密リノベーションを施し、オフグリッド化に向けさらに進化した「暮らしかた冒険家 札幌の家」

2017年3月13日 11時05分 (2017年3月20日 10時54分 更新)

「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2016」800万円未満部門賞最優秀賞を受賞した暮らしかた冒険家 札幌の家


今から約2年半前、21世紀の自然・都市のあり方、経済、暮らしを模索し、都市と自然との共生のあり方を問うた「札幌国際芸術祭2014」が開催された。その際、エネルギーや食糧のオフグリッドを目指していく暮らしと体験をアート作品として発表したふたりがいる。“暮らしかた冒険家”……ウェブディベロッパーの池田秀紀さんと写真家の伊藤菜衣子さんによる“夫婦”ユニットだ。

ご夫婦が目指す高品質低空飛行生活と、挑戦ぶりは、以前HOME'S PRESSの『15年後を見据えてDIYとオフグリッドで暮らすー“暮らしかた冒険家 hey, sapporo”』で取り上げた。札幌での冒険の舞台は、菜衣子さんが9歳まで暮らした築30年の木造の家である。そこで彼らが挑戦していたのは、
1)DIYによるエコ改修
2)オフグリッドの暮らし
3)交換経済の実験
の3つの試みであった。

3つの試みを表現した言葉だけで彼らの暮らしの印象を捉えると、間違うかもしれない。
彼らは決して、テクノロジーや進化を否定し、「我慢したエコな暮らしを行う」ことをしているのではない。金銭によって与えられた仕組みと、環境に配慮しない便利な暮らしに無頓着に寄りかかり頼って暮らしを組み立てていくことに疑問を呈し、「人間の知恵が活きる本当の豊かで便利で快適な暮らし」を追求しているのだ。しかもそのアプローチは、暮らしの中での実験の連続である。そのことを"冒険"と表現するのは彼らの暮らしを楽しむユーモアとセンスであると感じる。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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