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花街として栄えた昭和レトロな路地空間の空き家再生。高齢化対策も同時進行で、まちが息を吹き返す

2017年3月21日 11時05分 (2017年3月25日 14時54分 更新)

門前町・花街・バラック街…お寺と共に歴史を刻む路地にかつての賑わいを


空き家や古民家を活用したまちおこし活動が各地で行われている今日。
愛知県岡崎市の松本町でも空き家と路地を資源とした地域再生が進められている。

徳川家康公生誕の地である岡崎市には家康ゆかりのスポットが多く点在する。
家康公が父広忠の菩提を弔うために建立した松應寺(しょうおうじ)もその一つで、このお寺を核として、江戸時代は門前町、明治末期から昭和中期頃までは芸妓が歩き、三味線の音が響く華やかな花街として栄えたのが松本町だ。
中心市街地の一角にある同町は、終戦間際の岡崎空襲でまちの8割を焼失。戦後は松應寺境内に闇市ができ、バラックが建ち並び、ひしめき合うように建つ軒の低い家屋の上には木造アーケードがかかった。その姿は現在もそのまま残り、かつて花街だった風情を残す路地空間はタイムスリップしたような昭和レトロを漂わせている。

時代から置き去りにされたような風景が広がるこの界隈では、その多くが空き家となり、住民の高齢化も進んで空洞化がまちの課題となっていた。
そんな中、6年ほど前に始まったプロジェクトによって空き家を活用したまちの再興が功を奏していると知り、現地を訪ねることにした。



空き家再生と高齢者支援を目的とするプロジェクト発足


大半が空き家となり閑散としたまちに、「花街の風情を残しつつ当時の活気を取り戻そう!」と2011年7月に発足したのが【松應寺横丁まちづくり協議会】だ。

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