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二次災害を防ぐため?無電柱化のメリットと現状

2017年4月12日 07時00分 (2017年4月25日 17時10分 更新)

電線を地下に埋める無電柱化計画。何となくは聞いたことがあるが、実際どこまで進んでいるのか、なんのためにやっているのか。詳しく知る人は少ないだろう。昨今、急に話題になったように感じるかもしれないが、実は1986年からこの問題は議論されてきた。今回は、NPO法人電線のない街づくり支援ネットワーク・理事兼事務局長の井上利一さんに話を聞いた。

全国で1%未満……まだまだ遠い無電柱化の道のり

現・東京都知事の小池百合子氏が衆議院議員時代から力を入れていたということもあってか、昨年12月9日には、参議院本会議(全会一致)にて、「無電柱化推進法案」が成立した。1986年から始まっているにもかかわらず、ここまで時間がかかったことにも驚きだが、現在、どこまで無電柱化が完了しているのだろう?

「1986年から『電線類地中化推進計画』というものが5年計画で進められていて、現在7期目。これまで、全国で約9000km分の無電柱化が完了しています」(井上さん、以下同)

9000kmと聞くと、かなり進んでいるように感じるが、日本の道路の総延長は約120万km。パーセンテージでいうと、1%にも満たない。都道府県別で見てみると、最も進んでいるのは東京都で、その後に、兵庫県、岐阜県、大阪府と続く。

【画像1】都道府県別の無電柱化整備状況。断トツの東京都でも、5%を下回る(出典/国土交通省

上記のグラフの結果を見ても分かるように、特に東京都は力を入れていて、八王子市や江東区の一部(東陽町や永代通り周辺など)は、すでに無電柱化が完了しているそう。

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