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哲学科出身・経営トップの「座右の書」

2017年5月20日 11時15分 (2017年5月22日 17時42分 更新)
■意思決定には死の覚悟が必要
文学部出身の経営者は珍しい。その中でも少数派の哲学科出身となれば、極めて稀有な存在となる。
貴重な哲学科出身の経営トップだからこそ、多くの経営者とは一味違ったものの見方や思考法を持っているのではないか。彼らはどんな本を読み、厳しい局面での支えとしているのだろうか。
そんな疑問から、プレジデント編集部では哲学科出身の経営トップを調査し、座右の書とその理由を尋ねた。
■結果を見ると一つの傾向がある。
『武士道』や『学問のすすめ』など、日本人の著者による本が多く挙がっている。なぜ彼らは日本の思想に魅かれるのか。
資産運用コンサルティングを行うHCアセットマネジメント社長の森本紀行氏は、経営者の重要テーマである意思決定において、『武士道』(相良亨・著)が大きなヒントを与えてくれると説明する。この本は武士の死に対する姿勢や死の覚悟、死のいさぎよさから日本人の死生観を明らかにしている。
例えば、会社ではこんなシーンをよく見かけないだろうか。商品の売り上げ状況を受けて、「何がよかったのか、悪かったのか」を議論し総括する。でも、それらすべてを盛り込んだ商品を出したところで、必ず売れるわけではない。
「すべて後講釈であり、そんな議論は時間の無駄。なのに、みんなが妙に納得してしまうから始末が悪い。『たら』『れば』の議論や後講釈の無意味さに気づけば、意思決定をする際に縛られるものがなくなります。
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