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停滞するドイツ都市が「大企業に頼らず」成功した理由

2017年6月19日 12時43分 (2017年6月21日 14時22分 更新)
人口減少、エリート人材不足、大企業依存ー日本の地方都市には問題が山積みだ。しかし、そんな問題を既に乗り越えた都市が、実はドイツに数多くあった。その中でも、日本が学ぶべき3つのモデルを紹介する。

第3回は、かつて「中小企業は数多くあるが新しい成長産業が生まれない」と評されていたザクセン・アンハルト州の都市、ハレ市の事例。

課題:中小企業は数多くあるが新しい成長産業が生まれない
モデル都市:ハレ
人口:約23万人
主な産業:ブナの木材資源を使ったバイオ産業
立地する主な拠点:フラウンホーファー研究機構バイオ研究所支部

ドイツでは、特に旧東ドイツ地域で人口減が目立つ。ザクセン・アンハルト州ハレ市も、旧東ドイツの都市だ。ハレには中堅中小企業が数多くあるものの、世界に打って出られる産業はない。それ故、停滞感が漂っていた。
 
世界に通用する強い産業を育てたい。その思いを持った中部ドイツ15社で結成されたクラスター組織は、州に広がるブナの原生林に目をつけた。ハレに近いロイナ市には、化学産業の集積がある。それらを結びつけることで新たにバイオ産業を起こすことを目指したのである。
 
ハレのクラスター組織は、戦略的に動いた。バイオ産業の育成には、域内だけでなく域外からも多くの企業に参画してもらう必要がある。そのためには「ハレ=バイオ産業」という認識を国内外に広めることが大切だ。その手段として選んだのは、ドイツが認定するトップクラスター制度。
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