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盛り塩の効能とは。1万人の美女が願った千客万来、古来より知られた塩の力

2017年8月11日 11時00分 (2017年8月21日 10時55分 更新)

将を射んと欲すれば先ず羊を射よ?1万人の女が塩を盛り来客を待つ


築地の料亭や先斗町の料理屋など、ちょっと高級そうな店先には、必ずと言っていいほど古くからの風趣である盛り塩を見ることができる。これは、商家の門口に三角錐状に塩を盛り上げると言う風習で、一般的には千客万来の祈願、そして外来の穢れを祓い店内を清浄に保つという意味があるとされている。

さてこの玄関や門口に塩を盛るという風習は、どこから始まり、何のために行うものだったのだろうか。そもそも盛り塩には本当はどんな意味があるのだろうか。実は日本の盛り塩は全く異なる2つのルーツから伝来し、広まったものと考えられている。

1つ目のルーツは中国の後宮が発祥とされているものである。時代は三国時代へと遡る。後漢崩壊後、100年の混乱を鎮めて中国全土を統一、西晋という統一王朝の初代皇帝となった司馬炎という英雄がいた。司馬炎は「英雄色を好む」の例外にもれず、太秦9年(273年)7月、自分の後宮、つまり日本で言うところの大奥に入れるための女子選びのために、詔勅をもって女子の婚姻を暫時禁止し、なんと5千人もの宮女を召し上げたと正史に残されている。

それだけでも瞠目に値する暴挙だと言わざるを得ないのに、さらに呉を滅亡させた後、太康2年(281年)3月には、呉の第4代皇帝であった孫皓の後宮の5千人を加え、合計1万人もの宮女を召し抱え、広大な女の園を作り上げたのである。

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