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日本初の民間分譲マンション「四谷コーポラス」が建て替えへ。歴史的意義のあるマンションが伝えるもの

2017年8月12日 11時00分 (2017年8月21日 10時55分 更新)

民間企業による運営管理や割賦販売の導入など、現在のマンション販売の先駆けとなった四谷コーポラス


1956年(昭和31年)竣工、日本での民間分譲マンションの第一号とされる「四谷コーポラス」(東京都新宿区)の建て替え決議が3月25日に成立、9月に解体工事が始まることとなった。

前述したように四谷コーポラスは「日本で初めて民間企業が販売した分譲マンション」とされる建物。1962年の区分所有法施行以前の建物で、所有形態の位置づけや共用部の管理責任などが明確ではなかった時代に初めて民間企業による運営管理がなされ、また住宅ローンが現在のように一般的でない中で割賦販売が導入されるなど、高額なマンションが庶民に普及するきっかけとなったと考えられている。5階建て28戸のマンションは当時珍しかったメゾネットタイプの間取りを採用。1階から入って1・2階を使う住戸や、4階から入って3・4階を使う住戸などがある、結果的に2・3階に玄関がないのが特徴だ。

四谷コーポラスでは、建て替え・大規模修繕等の検討会が2006年にスタート。その後東日本大震災をきっかけに耐震性能への不安が顕在化。建物の高経年化に伴う老朽化などの理由から建て替えを中心に検討されることとなり、決議が成立したという。

この四谷コーポラスの歴史的意義、建て替えの難しさ、新しいマンションへの展望などについて、今回の建て替え事業を請け負う旭化成不動産レジデンス株式会社 マンション建て替え研究所の大木祐悟さんと、同社開発営業本部 技術部 企画推進課の和田悠さんにお話を伺った。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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