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稀代の詐欺師ジョン・ローとマネーの本質

2017年8月17日 11時30分 (2017年8月21日 18時11分 更新)

17世紀にオランダで起きたチューリップ騒動は、経済全体にはそれほど深刻なダメージを与えませんでした。国家を揺るがすほど深刻なバブル崩壊を歴史上はじめて経験したのは、フランスです。

18世紀初頭、稀代の詐欺師ジョン・ローが引き起こした「ミシシッピ事件」がそれに当たります。


金本位制の成立と終わり

ジョン・ローの逸話に入る前に、そもそも「お金とは何か?」を考えておく必要があります。

歴史上長きにわたり、お金とは何か貴重な物体――美しい貝殻や貴金属――だと考えられてきました。日々の生活に必要なものを交換するための媒体として、そういう貴重な物体を使っているのだ、と。

この思想は、20世紀後半まで続きました。たとえば明治時代に発行された紙幣には、この券を銀行に持っていけば同額の純金と交換できると書かれていました。日本だけではありません。世界中のあらゆる国で、紙幣は「純金の代わり」として使用されていました。このような通貨の形態を金本位制と呼びます。

1945年にはアメリカのブレトンウッズという町に先進国の首脳が集まり、第二次大戦後の通貨について会議を行いました。結果、アメリカ・ドルを純金と交換できるようにして、他国の通貨はドルと交換できるようにする――という変則的な金本位制が確立しました。いわゆる「ブレトンウッズ体制」の成立です。

ところが現在では、紙幣を純金と交換することはできません。

そもそも金本位制には、重大な弱点があります。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

コメント 1

  • 匿名さん 通報

    現代のジョン・ローは日銀の黒田だと、そしてルイ14世が安倍だと。当時も金融緩和によりブェルサイユ宮殿ができ、そしてルイ16世の時に革命が起きた。

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