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ヘッドレストの適正位置とは? 「枕」ではない安全装置 真価を発揮する瞬間は

2017年9月14日 16時07分 (2017年9月20日 06時57分 更新)

クルマのヘッドレストは位置の調整をしなくても運転に直接支障をきたすようなものではありませんが、運転をラクにするものでもありません。その真価は、いざというとき、適切な位置に調整していて初めて発揮されます。

追突されたときのケガは9割が「首」

 レンタカーなどを利用した際、ミラーやシートの前後などは調節しても、ヘッドレストまではあまり気が回らないかもしれません。シート上部の、頭をもたせかける部分のことですが、多少合わずとも運転に直接支障をきたすようなものでもありません。ともすると、邪魔に感じることもあるのではないでしょうか。


多くのクルマでヘッドレストの高さを調整できる。写真はイメージ(画像:写真AC)。

 しかし実はこのヘッドレスト、法律で設置することが定められています。道路運送車両の保安基準22条の4において、自動車は運転席およびこれと並列の座席(助手席など)に頭部後傾抑止装置、すなわちヘッドレストを備えなければならないという記述があります。効果を発揮するのは、追突されたり衝突したりといった事故の時です。

 そうした事故の際、運転者および乗員の身体には強い力が加わり、頭が投げ出されるような動きを強いられ、首に大きな負担がかかります。結果、むち打ち症を患うことになるというのは想像に難くないでしょう。財団法人 交通事故総合分析センター(東京都千代田区)のまとめによると、乗車中に追突された場合、乗員がケガを負う部位はほぼ9割が首、というデータがあります(交通事故総合分析センター「イタルダ・インフォメーション」No.66より)。

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