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トイザらスを破滅させた「アマゾンとの10年契約」

2017年9月20日 12時30分 (2017年9月22日 10時46分 更新)
かつて玩具業界の巨人と言われたトイザらスが9月18日、米連邦破産法11条の適用を申請して破綻した。負債総額は約52億ドル(約5800億円)と報道されている。

アマゾンでの玩具の売上が、2016年に四半期あたり40億ドルまでに膨らんだ一方で、トイザらスは2013年以降、利益を生み出せていなかった。ただし、トイザらスにも失地回復のチャンスはあった。もう少し早めに手を打っていれば、このような結果は避けられたかもしれない。

世間がドットコムバブルに沸いた2000年、アマゾンとトイザらスは10年契約を結んだ。これはアマゾン上でトイザらスが唯一の玩具の販売業者となる契約で、トイザらスの公式サイトをクリックするとアマゾン内のトイザらス専用ページに飛ぶ仕掛けになっていた。

この取り組みは当初、アマゾンとトイザらスの両社にメリットをもたらすと見られていた。しかし、アマゾンはその後、トイザらスが十分な商品を確保できていないことを理由に、他の玩具業者らをサイトに招き入れ始めた。

トイザらスは2004年にアマゾンを提訴し、10年契約を終了させた。そして2006年に自社サイトを立ち上げた。しかし、その後のトイザらスの動きは遅すぎた。

書店のBordersも同じ過ちを犯した。Bordersも2001年にアマゾンにオンライン販売を任せる契約を結び、2008年に契約を終了したが、その間にウェブのビジネスをアマゾンに奪われた。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

コメント 7

  • 匿名さん 通報

    アマゾンはその後、トイザらスが十分な商品を確保できていないことを理由に>>>理由なんてどうでてもいい。契約国家だが契約反故ににする理由をあら探しするのがアメリカ企業。

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  • 匿名さん 通報

    価格競争になったら、実店舗をリアル運営してる企業体には勝ち目ないからねー。数多ある無店舗web通販企業に必ず負ける。家電でもそうだが今や実店舗は商品のショールーム化してるからね。気の毒に。

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  • 匿名さん 通報

    アマゾンは取引業者に圧力を掛けるわ脱税するわ、本当に酷い企業だと思うけど、そんなアマゾンで多くの取引をする日本人がいるのも事実。

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  • 匿名さん 通報

    そりゃ企業のお家事情なんて知ったこっちゃないし、少しでも安いトコロに客が流れるのは自然の摂理やしね。

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  • 匿名さん 通報

    事業者なんだから当然のこと。Amazonもマイクロソフトも普通に優れた企業である。言うなら、まだ同様な寡占企業の居ない市場で同じ真似すれば良いだけ。

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