ニュースを見ていたら、女性管理職向けのスーツのイベントをしていました。

百貨店やメーカーが主催で、40~50代の女性管理職に提案したいスーツの発表会なのだとか。

そういわれてみれば、先日、女性経営者同士の会話でも私たちの世代にふさわしいスーツは? という話になりました。

一歩間違うとオバサンぽくなってしまうのが悩み

一歩間違うとオバサンぽくなってしまうのがこの世代の悩み。女性管理職のドレスコードって、いまだにあいまいな点が多いと思います。そこで今回は、女性エグゼクティブにふさわしいスーツについて考えてみたいと思います。

(1)デザイン
基本は、ジャケットとスカートの組み合わせ。パンツやワンピースを合わせることもありますが、人によっては「カジュアル」「場所にふさわしくない」と感じる方もいるのでスカートのほうが無難なのです。

(2)色
年を重ねると肌がくすみがちになるので、明るい印象を演出するためにパステル系など女性らしい色を選びたくなるものですが、ここはぐっとガマンして、「紺」「グレー」「黒」のダークカラーにします。
男性用と選ぶ基準は同じです。明るい色になるほど、フォーマル度が下がってしまうので、ビジネスの場面では手堅い色を選びましょう。ジャケットの襟は、テーラードが一般的ですが、女性らしさを演出するために襟なしのカラーレスを着る方も増えています。クールかソフトか、その日に与えたい印象に合わせて使い分けるとオシャレです。

(3)スカートはひざ下丈が好印象
膝上スカートは、若々しいというよりもイタイ印象を与える恐れがあるので、やはり品のよい長さが大事です。

足って意外と年齢が出るんですよねぇ。

スーツを素敵に着こなすために必要なことは......

(4)インナー
シャツにするか襟なしのトップスにするかは、結構悩みます。
個人的にはシャツが好きなのですが、かっちりしすぎる印象になるので、大事なプレゼンや契約など、ここ一番のときに着る程度にしています。
余談ですが、皆さんシャツの襟は立てていますか? じつは、バブル世代はシャツもポロシャツも習慣のように立てるという噂が。確かに身の回りの50代以上の男性はポロシャツの襟を立てている人が多いような気がします(笑)
さて話を戻して、アイロンの手間もなく使い勝手が良いのは襟なしのトップス。ジャケットを着る前提なので、余計な飾りのないシンプルなものを何種類も用意しておくと便利です。

(5)フィット感が大事
これは女性に限らずですが、からだにフィットしていないスーツは見た目が悪いのはもちろん、着ている本人も疲れます。予算に余裕があれば、オーダーメイドが一番です。特に女性の場合は、胸やお尻の大きさから既成のサイズだと所々きつかったり、シワが出たりします。
前ボタンを留めた際に、スッキリとしたシルエットに映るよう、しっかりと採寸をしてスーツ選びをしましょう。

スーツを素敵に着こなすためにも、日々の体型管理も大事ですね。私も頑張らなくては!

(篠原あかね)