1

日本料理の危機に「地方から」挑む老舗料亭

2017年10月7日 12時30分 (2017年10月9日 11時46分 更新)
バンコク、アナンタラサイアムホテル。今年で18回目を迎える美食の祭典、ワールドグルメフェスティバルが行われ、世界各地から11人のシェフが集まった。

目玉はホテル内で行われるシェフのポップアップレストランだ。そして、7日間にわたって行われた計19回のゲストシェフイベントの中でも、いち早く”Sold out” の札が貼られたのが、石川県・金沢の料亭、銭屋のものだった。

タイでも人気の高い日本食。可処分所得の増加も相まって、本格的な寿司店もここ数年増えてきた。

今回のイベントでは、アナンタラサイアムホテル内の人気の日本食「Shintaro」が銭屋の会場となった。地元の食通たちで満席のテーブルの間に、銭屋の2代目、高木慎一朗が挨拶に立った。190cmの長身。しかし、「私が見た中で、一番背の高い日本人シェフです」と紹介したホテルスタッフは、おそらく「私が見た中で一番英語が流暢なシェフです」と付け加えるのを忘れていたに違いない。

マイクを持った高木は、「その土地に合わせた料理を作るのが日本料理。ここでしか食べられない料理を出します。日本料理には”出会い”という言葉があります。季節の始まりのものと終わりのものを一皿に盛り込むことで、季節の移ろいを感じてもらうものです」と自身の料理のスタイルをわかりやすく英語で説明した。


ディナーの前に行われた、デモンストレーションでは、巧みな英語と話術で世界各地から集まったメディアを引き込んだ

今年2月には農林水産省の日本食普及の親善大使にも選ばれ、海外の三ツ星店でコラボレーションディナーを行うなど、海外からのオファーが引きも切らない。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

コメント 1

  • 匿名さん 通報

    日本料理の海外普及でかえって日本料理は危機に直面する。 なぜなら、鰹節の需要が世界的に高まれば原料の乱獲により 下手したらカツオが絶滅するから。

    0
コメントするニャ!
※絵文字使えないニャ!

注目の商品