0

えびす講はご利益が多いありがたい祭り、軍服で釣り竿と鯛を持つえびす様の秘密

2017年10月9日 11時00分 (2017年10月16日 10時55分 更新)

えびす講は、神無月の留守番役「えびす様」にご利益を願う祭事


毎年、神無月の20日、つまり10月もしくは11月の20日になると、各地の神社でえびす講が行われる。えびす講は、商売繁盛・大漁祈願・五穀豊穣と、どんな職業の人にもまんべんなくご利益があると言う大変ありがたい祭りで、屋台で縁起物が売られ、神輿が担がれたり、花火が上げられたり、近隣の商店が一斉にセールを行うなど、にぎやかに執り行われる。

えびす講はその名の通り「えびす様」信仰に基づくものだ。本来、神無月は全国各地の神様が会議を行うために出雲に参集して不在になるのだが、えびす様だけは留守番役として残るので、そのえびす様にお参りしてご利益を願うという祭事である。その際には、縁起物が飾られた熊手や笹などを買って帰るといったような風習がある。

関西ではえびす様のお祭りと言うと、正月の十日に行う「十日えびす」が有名だが、関東や中国地方では神無月の二十日にえびす講がよく行われている。また、熊手の縁起物があることから、年末の風物詩である酉の市と混同されることもあるが、これはえびす講とはまた違うものである。酉の市が立つ鷲神社の祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)で、ご利益は武運長久と商売繁盛であり、えびす様のほうがはるかに守備範囲が広い。

とにもかくにもえびす様は、盛大にご利益をもたらす神様なのである。七福神と呼ばれる福の神たちのリーダー的存在であり、商業、漁業、農業の全てを司るマルチな才能を持った神様は他にはなかなか居ない。

コメントするニャ!
※絵文字使えないニャ!

注目の商品