もはや「婚活」まで神頼み!?若者が神社や寺院に“萌えまくる”理由

2010年3月11日 09時15分
 「萌え系」「婚活」……現在の若い世代を特徴づけるキーワードだが、こうしたトレンドを積極的に活用し、新たな支持層を増やしている意外な“業界”がある。

 「“業界”という言葉は相応しくない!」とお叱りを受けるのを覚悟で言えば、それは「神社・寺院業界」である。

「萌え系」×「神社・寺院」の“異色コラボ”については、以前も「萌え系看板」で有名な東京都・八王子の了法寺や、人気アニメ『らき☆すた』のモデルとなった埼玉県の鷲宮神社などを紹介した。

 ちなみに、鷲宮神社は「らき☆すた神社」としてすっかり定着し、観光客も急増。2010年の正月三が日の参拝客は45万人と過去最高を記録し、「町おこし」の成功例としても注目されている。

 さて、もうひとつのキーワードである「婚活」のほうだが、こちらは元来「萌え」より神社・寺院と馴染みがいい。特に神社に関しては、その由来から「縁結び」をご利益とする神社が全国に無数にある。

 こうした神社が、昨今パワースポットとして「良縁」を望む女性を中心に大きな注目を集めているのだ。

 京都観光の定番スポットである「地主神社」、東京・浅草の「今戸神社」、福岡の「恋木神社」などなど、ネットで「婚活 神社」を検索すると、「お参りしてきました」というブログが多数目に付く。

 こうした人気を背景に、ジェイコムが2月のバレンタインに「良縁神社」としてもっとも名高い京都・地主神社をネット上で仮想参拝できるサービスを提供するなど(現在は終了)、「異業種」とのコラボ企画も登場している。

 さらに、単にお参りするだけではなく、神社・寺院を「出会いの場」として活用したいという動きも活発化している。

 たとえば、静岡県浜松市の寺院・西湖山龍雲寺のケースが有名である。同寺で3月に開かれる婚活企画「吉縁会」は、浜松・磐田の7つの寺院が中心となり、近郊の寺院などが協力して開催されるものだ。男女合わせて60人の定員に対し、予想を上回る100人近い応募が寄せられた。

 今回は、先着で20~40代の男女独身者84名の参加が予定されている。好評につき、次回開催の計画もあるという。

 また、東京・浅草の今戸神社でも、同神社で神職に就く女性の発案により、2008年から「縁結び会」を発足。ご祈祷と交流の場を設けた会を不定期で開いているが、同神社のホームページによると、現在の登録者数はすでに2000名を越えているとか。

 こうした企画に関心を示す人々の心の底には、おそらく「安定志向」があるのだろう。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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