フェイスブックの次はブレッコ?グーグルの本丸「検索」の世界にも押し寄せるSNSの大波

2011年3月9日 09時15分 (2011年3月20日 00時11分 更新)
 いまさら新しい検索エンジンに出る幕はないとお考えではないだろうか。

 ところが、昨年からメキメキと頭角を現している新しい検索サイトがある。Blekko(ブレッコ)がそれだ。

 創設は2007年。それから3年あまりの間、誰の目にもつかず、静かに開発を続けてきた。だが、その将来性を見込んで、エンジェル投資家やベンチャーキャピタル会社からすでに2400万ドルもの投資を集めることに成功している。その顔ぶれも、マーク・アンドリーセン(ネットスケープ創設者)やロン・コンウェイなど豪華だ。サイトは、昨年10月末に正式にオープンした。

 では、ブレッコはなぜ注目を集めているのか。

 その答えは、「検索結果からスパムや質の悪いサイトをあらかじめ取り除いている」ことにある。

 グーグルが最近、検索のアルゴリズムを変更したことを覚えておられるだろう。変更しなければならなかった理由は、グーグルのアルゴリズムの裏をかいて、自社のサイトが検索結果の上位に躍り出るよう操作する人々がたくさん出てきたからである。

 たとえば、こんな経験は誰にでもあるだろう。腰痛がひどくて、その原因や治療方法をネットで探そうとする。「腰痛」と入れて出てくるのは、薬品会社のサイトならばまだしも、リンクを開けるとただの広告サイトだったり、怪しげな内容のコンテンツサイトだったりする。ユーザーは、そうした無数の役に立たないサイトの中から本当に役に立つサイトを見つけなければならない。

 こうしたことが起こるのも、各社がグーグルの検索結果で上位に表示されるようSEO(検索エンジン最適化)技術の粋を集めているからである。それだけではない。現在では「コンテンツ工場」と呼ばれる商売がある。コンテンツ工場は、今このときインターネット上で話題になっているテーマや検索されているキーワードをモニターし、それに基づいてQ&Aサイトや情報サイト、ニュースサイトのコンテンツを毎日何1000本と作っているものだ。アメリカではすでにデマンドメディアやアソシエーテッドコンテント(ヤフーが買収)などの新興会社がこの領域で大金を儲けている。

 ブレッコは、あらかじめこうしたサイトを検索対象から削除しているところに大きな特徴がある。ブレッコによると、1時間あたり100万以上のスパムページがインターネット上にアップされているのだという。検索エンジンとはいえ、進化しないと、どんどんその機能は劣化していくわけだ。

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