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実は智将!今話題の優待名人・桐谷広人さんに聞く 株歴30年の「株主優待株」投資法&「優待品」活用術

2013年8月14日 12時15分 (2014年12月8日 18時26分 更新)

「自転車おじさん」「優待マニア」等々、少々イロモノ的に語られることの多い桐谷広人さんだが、実は株歴30年の相当な智将だったことが判明。「いつも声を大にして言っているんですが、なぜかカットされるんですよ」と困惑気味に語る桐谷さんが、本当に言いたいのは、優待株に投資する際に絶対に気を付けてほしい多くの事柄だった。

「私をきっかけに株を始められようと思う方はたくさんいらっしゃると思うんです。私の経験がお役に立つならと思いお話しているわけですけれど、肝心の話がどうもテレビ等ではカットされてしまって……」

そこで今回は、桐谷さん独自の「優待株投資法」と「優待品活用術」についての極意を聞いた。

投資利回りが高いものを狙い
家族名義も使いこなせ!

 まず絶対に見てほしいのは投資利回りです。配当利回りに加え、「配当+優待金額」を株価で割った利回りも見ています。私は基本的に、一度買った優待株は持ち続けるスタンスですから、どれくらいで元が取れるのかが重要になります。

 これは経験上ですが、利回りの高い株は、株価が急落しづらいと考えているんです。加えて月並みではありますが、PBRとPERは必ず見ています。目安としては「配当利回り4%以上、PBR0.6倍以下、PER15倍以下」です。優待込みであれば、最低5%以上は欲しいところですね。ただ昨年の11月以降、急に株価が上がりましたからね、この水準を訂正してもいいのかな、と考え始めたところです。

 これも月並みですが、安く買って高く売る。長めのチャートを見ると周期が大体わかりますよね。安いところで仕込んでおくといいと思います。

私は優待銘柄は売らない、
買い取り率も意識する!

 基本的に優待株は売りません。そのために利回りを重要視しているのです。

 過去売ったのは、バブル崩壊やリーマンショックの時、信用取引が焦げ付いた分を株を売って補填しなければならなかった時と、株価が値上がりして、さすがにコレはなぁ、と思った時の2つです。最高値を更新したり、優待分以上に利益が十分確保できると判断したら売ります。また下がったら買い戻しますが、下がってこない限り固執することはありません。逆に株価が下がった時には絶対売りません。十分元が取れると踏んで買った株を、そう易々とは手放しません。

 優待券や金券類を使いきれない場合は、金券屋などで売ります。この時、換金率と売る時期に注意しています。一般的に高く売れる優待券は①人気が高い、②店舗数が多い、③世の中に出回る枚数が少ない(獲得のハードルが高い)ものです。

 またQUOカードや図書カードなどの金券類は、会社オリジナルのものより、一般的な券面のほうが高く買い取ってもらえます。だから、社名が印字されているものを自分で使い、一般的な券面のものを売るようにしています。航空・電鉄系の優待券はGWなど休暇前のほうが買い取り率が上がるので、その相場もキチンと調べます。

お世話になった人へのお歳暮など
優待品を「贈答品」としても活用!

 お世話になった人に、お中元やお歳暮を差し上げる方も多いと思いますが、私はそれにも優待を活用しています。もらった物をそのまま手渡ししたり、宅急便で送り直すこともありますが、オススメは株主優待の送付先を株主以外に指定できる会社。これだと発送料もかからない。社数はそう多くないですが、覚えておいていい方法だと思います。
 
 さて、現在発売中のには、食品、外食券、レジャー割引券などの優待内容別に写真や優待利回り、最低購入額つきでまとめた株主優待ベストセレクト500(全44ページ)の特別付録が付いています。500銘柄については、桐谷さんが保有中の銘柄には保有マークが、そして特に思い入れのある銘柄には桐谷コメントが載っています。このほか、ファンケルの株主総会から銀座での優待利用、そして八重洲での優待仲間との飲み会にザイ編集部が密着取材を行なった桐谷レポートも載っています。ぜひ読んでいただければと思います。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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