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米国利上げ 2018年に3.5%目標 欧州でも利上げの可能性高まる?

2015年12月18日 12時13分 (2015年12月19日 12時07分 更新)

米国利上げ 2018年に3.5%目標 欧州でも利上げの可能性高まる?(写真=Thinkstock/Getty Images) ((ZUU online))

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 米国連邦準備理事会(FRB)は米経済が金融危機後の余韻から回復したと判断。過去7年間にわたるゼロ金利政策に終止符を打ち、利率を引き上げることで成長段階に移行する意思を明らかにした。約10年ぶりの利上げだが、長い間予想されていた動きだったことに加え、段階を踏んで調節を行いながらの利上げとなることで、各国の反応は穏やかだ。

■理事会報告は予想通り ポジティブな政策修正に

  連邦公開市場委員会(FOMC)後に行われたジャネット・イエレン議長による会見内容が、0.25%から0.5%までの利上げを含めおおむね予想通りだったことから、利上げ直後にドルの売買が一時的に活発化したものの、翌日の日経平均株価は1万9353円と全面高に反映されている。

 また来年の世界経済の実質成長率も2.3%から2.4%に引き上げられるなど、総体的にポジティブな政策修正となっている。

■2018年まで3.5%増目標 利上げ休止の選択肢も

 FRBは今年に入って労働市場が堅調な回復を見せていることから、中期的にインフレが2%まで上昇することを見込んでいる一方で、利上げによるインフレの動きを逐一モニタリングし、今後の追加利上げの可能性や時期を検討するという。

 金融政策を穏やかに調節する目的で、当面の目標を2016年1.5%、2017年2.5%に据え置き、2018年までには最終目標である3.5%まで引き上げる計画だが、成果次第では利上げを休止する選択肢も残されているなど、「リスクを慎重に秤にかけた適切な判断だ」と、米経済の健全な成長によせる期待を明確にした。

■米国に続いて利上げの可能性が高まる欧州

 しかし不安定な経済状況が続く新興市場への影響、欧州や日本の追加緩和政策との対立など、今回の利上げが引き起こすであろう様々な波紋への懸念は、いまだ根強く残っている。

 FRBは「新興市場の混乱を回避するためのコミュニケーションは、十分に心がけていた」とし、米国経済のみではなく、世界経済という大きな視点から見た決断であったことを強く主張。米国利上げが世界経済に及ぼす波乃効果を打ち消した。

 米国が利上げに踏み切った今、欧州も来年はそれに続くという見方がさらに強まっており、欧州中央銀行(ECB)の今後の動きに注目が集まっている。世界2大銀行が段階を踏んで利上げを実施することで、「世界経済を標準レベルに戻す」という両者の狙いは実現されるのだろうか。 (ZUU online 編集部)

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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