これって本物? CG? -クリエイティブ集団・ハイドロイドの取り組み

2012年2月6日 17時50分
コマーシャルの世界では商品の魅力を伝えるコピー同様、どれだけ印象的なビジュアルを残せるかも作品の質を大きく左右する。
たった15~30秒のテレビコマーシャルや街中で一瞬だけ目に入る広告ポスターに物語があり、企業メッセージが凝縮されるとあってそのビジュアルには強いインパクトが必要だ。
そこで「広告ビジュアルの作り方、考え方」についてハイドロイド代表取締役社長・谷合孝志氏に話を聞いた。
ハイドロイドは、2010年4月にアマナグループから新設された会社。
主な業務内容はCGを用いたイメージおよび商品ビジュアルの制作だ。
代表取締役社長としてハイドロイドを率いる谷合孝志氏は、1980年後半より写真レタッチに携わる、いわばコマーシャル分野における画像加工のプロフェッショナルだ。
「私たちが広告コンセプトを具現化するプロセスには主にふたつの特長があります。
ひとつはCGを用いたドローイング、もうひとつが3DCGを使用することです。
そして、表現においてもっとも重要視しているのが”ビジュアルコミュニケーション”です。
クライアントが思い描くイメージは、どんなに言葉で語り尽くしても伝わらないことがあります。
これをビジュアルで表現すれば誤差も少なくなり、装飾的な言葉も必要なくなるのです」広告主やプランナーがいくら良いアイデアを思い付いたとしても、それを具現化するために予算が掛かりすぎては諦めざるを得ない。
しかし同社の手に掛かれば、決められた予算の中で広告主がアピールしたいポイントをビジュアル化し、さらにクリエイティブな見せ方で提案できるという。
これが同社の大きな強みだとのこと。
リーマン・ショック以降、今は広告の分野も湯水のように制作費が使えるわけではない。
そのため、ひとつの広告作りの中でできるだけ無駄なコストはかけたくないと考えることが一般的である。
谷合氏によれば、広告制作の初期段階で”プレビジュアライゼーション”を実行することにより、時間やコストは大幅に削減できるという。
プレビジュアライゼーションとはすなわち、企画段階のアイデアをいち早くビジュアル化すること。
これを広告主とクリエイターが共有することで、いざ本番となったときに齟齬のないスムーズな仕事ができる。
「当社では3DCGで制作した自社オリジナルの素材データをいくつも持っています。
たとえばこれをプレゼンテーション時に使えば、広告主がイメージする世界をスピーディにビジュアライズし、具体的に見せてオリエンテーションすることができるのです。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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